大嵐は過ぎたが曇り空が続く ~ 日柄調整を待つ

優利加さん
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米国労務省が9日に発表した7月の求人離職統計で求人数が大幅に増加した。これを受けて米国の利上げが懸念が再燃し、昨日の米国株式相場は大幅反落した(DJIA
-239.11 @16,253.57, -55.40
@4,756.53)。ドル円為替レートは120円台後半の円安方向へ動いた。上海総合指数は軟調に推移した。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が497に対して、下落銘柄数は1,329となった。騰落レシオは68.35%へ低下し、再び70%を割り込んだ。東証1部の売買代金は2兆5992億円。

米国株の大幅反落と中国株の軟調を嫌気して、さらに昨日の爆上げの反動もあり、TOPIXも日経平均も大きく反落した。急騰後の反動安は相場の定石であり、上げ幅の1/3くらいは下げてもむしろ自然な値動きと言えるだろう。しかし、本日の反落はそれ以上であり、ザラ場では日経平均で800円以上も反落する不安定さは尋常ではない。相場が大きく急落すると、一旦下げ止まっても大地震の後の余震のように何度も揺り戻しがある。完全に下げ止まりを確認できるまでにはそれ相応の日柄の経過が必要だ。このような局面では、稼ぐ力が高い銘柄でも一時的に大きく下げてくるので丁寧に拾いたい。

TOPIX
-28 @1,480
日経平均 -471円
@18,300円

33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、保険(2位)、石油・石炭(3位)、食料品(4位)、輸送用機器(5位)となった。



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