昨日の米国株式市場は休場だった。中国は輸出も輸入もともに減少しており、景気減速が鮮明となってきた。4-6月期のGDP改定値が上方修正されたこをと好感して、本日の日本株全般は高く始まったが、終値では下げて終わる銘柄がほとんどだった。東証1部では、上昇銘柄数が246に対して、下落銘柄数は1,582となった。騰落レシオは67.48%へ低下し、再び70%を割り込んだ。東証1部の売買代金は2兆2741億円。
TOPIXも日経平均も高く始まったが直ぐに失速し始め、中国が輸出入ともに減少したとの報道が伝わると、中国の景気減速が鮮明になり下げ幅を拡大した。TOPIXは8月25日のザラ場安値@1,410を辛うじて割り込んでいないが、日経平均は安値を徐々に切り下げている。出来高は8月25日の急増後は徐々に減少しており、売り急ぎによる下げではないと解釈できる。昨年11月から今年2月中旬まで保ち合ったレンジの中心帯まで下げてきた。この辺りは累積出来高が多いのでそう簡単には突き抜けないと見ている。企業業績見通しが良好な中で、外部要因により騰落レシオが70%割れとなるまで売り込まれてきたので、ここからの下げはバーゲンセール銘柄続出であり、大歓迎である。
TOPIX
-29 @1,417
日経平均 -433円
@17,427円
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、医薬品(1位)、食料品(2位)、小売(3位)、保険(4位)、陸運(5位)となった。