昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +23.38 @16,376.76, NASDAQ -16.48
@4,733.50)。ドル円為替レートは119円台前半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が154に対して、下落銘柄数は1,699となった。騰落レシオは72.93%へ急落した。東証1部の売買代金は2兆6941億円と、TOPIXや日経平均の下落幅の割には小さかった。つまり、真剣な売りではなかったということだ。
TOPIXも日経平均も大きく続落した。日経平均は8月26日のザラ場安値@17,714円を割り込み、一時、17,608円まで下げて今回の調整局面のザラ場安値を更新し、終値でも安値を更新した。しかし、8月25日の出来高・売買代金と比べると明らかに小さいので売り崩し狙いの仕掛けや恐怖に慄いた狼狽売りではなさそうだ。そうは言っても、想定通りだが、ざっくり18,000円~19,000円のレンジの下限ぎりぎりまで再び落ちてきた。来週、大きなショックがあれば底割れしかねない状況ではある。日経平均が短期間で3割調整すれば(20,946
x 0.7 =
14,662円)、多くの主力株をかなり強気で買い向かえるが、まだ15%しか調整していない。原油価格や為替レート、或いは中国景気に大きく依存するような他力依存の銘柄は避け、自力て稼ぐ力のある銘柄で値ごろ感の出てきたものを少しずつ分割しながら、時間も分散しながら拾っていきたい。相場全体が反発モードに切り替わるには日柄調整がまだまだ足りない。
TOPIX
-30 @1,445
日経平均 -390円
@17,792円
33業種中1業種(電気・ガス)を除いてその他すべてが下げた。下落率トップ5は、ガラス・土石(1位)、その他金融(2位)、保険(3位)、情報・通信(4位)、化学(5位)となった。