[2015/09/02] 昨日の東京株式市場は、日経平均が前日比、724円安と大幅下落。中国経済指標「中国製造業PMI 2015年8月:47.3%」の悪化を受けたアジア株安から連鎖安となった。
今回の株安について日本発の弱材料は乏しいが、海外から見れば、日本株はアジア関連、連鎖売りの対象となりやすい。さらに異次元の金融緩和により利益が積みあがった銘柄は、中国発連鎖株安の損失に対応する転売や先物市場での売りに狙われやすい。為替においては、資金の逃避先として日本円が買われ易く、円高懸念を受けた日本株売りの圧力もある。
中国当局が、資金流出の加速に対応するため、外貨準備の取り崩しに踏切り、資金の逆流が加速する(8/27
ロイター「コラム:外貨準備取り崩しが招く中国発「量的引き締め」)のではないか、という点も、市場がまだ織り込み切れない弱気要因となる。
9/2 注目の経済指標
21:15
米・ADP民間雇用者数