昨日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -162.61 @17,348.73, NASDAQ -40.30
@5,019.05)。FOMC議事録から9月利上げの可能性が後退したとの観測からドル円為替レート124円を割り込み、123円台後半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が240に対して、下落銘柄数は1,580となった。騰落レシオは90.80%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆5429億円。
米国株安、円高、上海総合指数の下落を受けて、TOPIXも日経平均も大幅続落した。日本株全体は企業業績見通しを合理的に織り込んで上がれるところまで上げ切った後、高値圏での往来粗相場が続いている。足元の好業績を理由に買い煽るような論調があるが、用心したい。株式相場は常に数年先までの企業業績を予測しながら動いている。株式相場全体が上げる局面は終わっており、これからさらに上げる銘柄は稼ぐ力が本当に強い少数の銘柄だけだろう。追加金融緩和が実施されるともう一段の上げがあるかもしれないが、それでも金融政策だけでは効果は長くは続かないと用心しておきたい。
TOPIX
-25 @1,624
日経平均 -189円
@20,034円
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、ゴム製品(2位)、鉱業(3位)、鉄鋼(4位)、卸売(5位)となった。