しばらくがまんかな

今日10日の日経平均は 13067.21円(15.08円高)と小幅高。昨日のNYが終値で11147.44(‐236.77)と大幅な下げになったのに、日経平均が持ちこたえたのは注目される。結局ドル円が実需の買いで107.16/18円まで上昇したのが、効を奏したのではないだろうか。だがNYは依然として不安定。日足のRCIは底を打っているが、9日は上げを継続することができず、大きな陰線をひいてしまっている。週足もRCIは底だが、上げる気配にはなていない。月足の遅行線が日々線とぶつかって攻防を繰り広げているところで、さらに下に切るか、下げ止まって反発するかを見極めることが必要だろう。ただボリンジャーは日足、週足、月足とも下に広がっており、下げどまったという感じはまだうすい。
 WTIが本格的に下げるかどうか、まだ不透明なのが問題だ。日足では基準線すれすれまで下げてきているが、133.95を下に大きく割ってくると、上昇局面が終わりになる可能性もでてくるが、今の水準では上げの一服という印象が否めない。米国債10年ものは、むしろさらに金利低下の動きで、過剰流動性を吸収したいという意思が感じられない。所詮原油高を本気に規制するつもりはないのではないかと思えてならない。
 これをうけて日経平均はしぶとくはあるものの、日足はいぜんとして雲の下。日足のRCIは底だが、週足のRCIは急降下中。調整はしばらく続きそうである。
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