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インテル加速する世界とそうでない世界  

処理速度1000倍
vs
処理速度0倍
TPP合意見送り


インテルとマイクロン、新型メモリーを発表 - 処理速度が従来の1000倍に

  [2015/07/29]

インテルとマイクロン・テクノロジー(マイクロン)は7月28日、従来のNAND型フラッシュメモリーの1000倍の処理速度を持つ新型半導体メモリーを開発したと発表した。

新型メモリーには「3D Xpoint」という技術が使われており、NAND型フラッシュメモリーの1000倍の処理速度に加え、DRAMに比べて10倍のデータ容量を実現したという。年内には一部の顧客向けにサンプル出荷を開始する予定。

両社は、新型メモリーによって大量のデータへのアクセスおよびその処理が高速化されることで、金融詐欺の早期発見や、医療分野におけるリアルタイムでの疾病追跡などが可能になるとしている。

<TPP合意見送り>生産者「先見通せない」不安と戸惑い
毎日新聞 8月2日(日)12時0分配信

<TPP合意見送り>生産者「先見通せない」不安と戸惑い
輸入飼料は5年前から高騰しており、酪農家の北村さんも経営方針の転換を迫られている=愛知県西尾市で、町田結子撮影
 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉を固唾(かたず)をのんで見守ってきた生産者は1日、閣僚会合で大筋合意に至らなかったことで、なお翻弄(ほんろう)され続けることに戸惑いの声を上げた。【町田結子、岡正勝、橋本明】

【国益むき出しが妥協阻む】甘利氏「頭を冷やしてほしい」 どこの国?

 「今まで通りの経営ではやっていけないことは分かっている。でも、変えようにも先が見通せないことには踏み出せない」。愛知県西尾市の酪農家、北村克己さん(39)はため息をついた。

 乳牛60頭、和牛4頭を飼育し、売り上げの7割は生乳で、大半が牛乳として店頭に並ぶ。鮮度が命の牛乳は100%国産で、海外との競合はないが、「安い乳製品が大量輸入されれば、乳製品の産地である北海道の生乳が余り、本州に流れてくる。我々は北海道との戦いになる」。

 稲作農家と連携し、飼料を自給するなど自立型経営へ転ずる必要も感じているが、先は見通せない。「国は、守るべきものは守るという強い姿勢と方向性を示してほしい」

 岐阜県肉用牛協会長で飛騨牛肥育農家の辻直司さん(53)=同県高山市=は飛騨牛約160頭を肥育し、味や品質、ブランド力に自信を持っており、「極端に景気が悪くならない限り、輸入品より値段が高くても国内の消費者は買ってくれる」と話す。ただし、交渉の長期化については「早く決めてほしい。次のことを考えられない」と訴えた。具体的な交渉内容や日本の方針がはっきり示されていないことが、不安を一層かき立てている。

 一方、三重県松阪市立田町の米農家、北川信夫さん(57)は「コメの場合は『輸入枠をどの程度に定めるか』の押し問答が一時延期されただけ。このまま決着がつかなければありがたいが、そうはいかないだろう」と冷静に受け止める。

 建築業と兼業で2ヘクタールの水田を持つ小規模農家。「海外から大量の安いコメが入ってきたら大変。海外の要求をどこまで押しとどめられるのか、引き続き交渉の行方を注視したい」と話し、「決着後にどのような農政を打ち出すのか、そこに期待するしかない」と小規模農家への配慮を求めた。

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