多くの戦死者と悲惨な経験、特に沖縄戦・大空襲・原爆等の悲惨な犠牲により、憲法9条が生まれ、この憲法と従来の憲法解釈により日本が米国に対して従属的になることを阻止できたものと考えられる。
また、この憲法は世界平和を目指す為の理想であり、多くの国から尊敬されているものと思われる。対等でない日米安保を見直すことは必要であるが、これらを易々と手放すのは愚かなことである。
現状の政府の安保法制案は違憲の可能性が高く、米国の強い要請(日米安保破棄懸念)があれば、ほとんどが3条件に当てはまると考えることもでき歯止めが無い。
これに対し維新案は、現状の日米安保条約を米国民が納得できるように対等?にし、多くの憲法学者が合憲と認めている。
従って、維新案に近いものに変更し、集団的自衛権では無く、専守防衛に徹し、個別的自衛権(国際的には集団的自衛権になるかもしれないが?)の範疇で米国を守ることが出来るようにすべきと考えます。
違憲と思われる法案がそのまま成立した場合、日本政府の世界への発信力と信頼性が低下し、子供に悪影響を与え、犯罪が増加し、経済が停滞する等が懸念されます。
中国政府は日本が専守防衛を放棄するのでは と懸念しており、現場の実務者の信頼関係が損なわれ、挑発→衝突リスクが高まる可能性があると考えられます。
政府には継続して日・中、日・韓及び日・朝、日・露の関係改善に最大限の努力をされることを希望します。関係改善が進展すれば、国内外の投資家の信頼が回復し、設備投資・消費マインドは良化するものと考えられ、日本は繁栄するものと予想します。近隣諸国とは友好外交で、共存共栄を目指すべきだと思います。
追伸(先週と同一)
今後の日本株価が短期的にはどうなるか全く解りませんが、中長期的には異次元の金融緩和の影響(高く評価している訳では無い)でほぼ確実にTOPIXは1750程度まで上昇するものと思われます。但し、外交、国内政治、外部環境の変化等により、大きく変動する可能性があると考えます。従って、割安と考えられるものの押し目をコツコツと買い(目標まで上昇したものはコツコツと利益確定)たいと思います。但し何があるか解らないので、信用余力が100%を割った場合は、慎重に投資を行うことが無駄な損切りを抑えるのに有効だと考えます。信用需給のトレンドは2005~6年と近似しており今後どうなるか注目しています。最悪、2013年の6月7日TOPIX=1033近くまで低下する可能性は有りえますが、それ以上の下落は政府や日銀が何としても阻止するものと考えます。