ユーロ圏首脳がギリシャ支援交渉の再開で概ね合意

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +217.27 @17,977.68, NASDAQ +73.82
@5,071.52)。ドル円為替レートは123円台前半の円安方向へ動いた。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,694に対して、下落銘柄数は147となった。騰落レシオは101.86%へ急上昇した。東証1部の売買代金は2兆6590億円。

ユーロ圏首脳がギリシャ支援交渉の再開で概ね合意したことと、円安を好感してTOPIXも日経平均も大幅続伸し、どちらも10日&25日移動平均線を回復した。これで相場全体の時の利は買い転換した。株価はまだ上を目指して動きそうだ。しかし、ギリシャ債務問題の行方、まだ下げそうな中国株、早ければ9月にも利上げがありそうなアメリカの景気動向も気になるが、日本国内でも気になることがある。それは産業の川上に位置する非鉄金属や化学などの素材業種が下げ始めているように見えることだ。理論的順番からも経験則からも、景気循環株の代表である素材株は相場全体が上げるときには真っ先位上がり始め、相場全体が下げる時には真っ先に下げ始める。商品市況の変化に注意したい。

TOPIX
+25 @1,639
日経平均 +296円
@20,385円

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、証券(1位)、非鉄金属(2位)、ゴム製品(3位)、鉄鋼(4位)、石油・石炭(5位)となった。



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