勤勉なドイツ人、余暇を謳歌するギリシャ人双方の考え方の溝はなかなか埋まらないだろうが、ドイツ人とフランス人もそれぞれ違う気質を感じる。ましてやスペイン人なんかもどちらかと言えばギリシャ風の気質。なんとかギリシャはＥＵにとどまり、緊縮財政を覚悟しなければならないのだろう。日本の市場にも大きな影響を与えたギリシャ問題。これを利用して空売りをかけた投資家は買戻しに走った。売られた銘柄ほど回復も早かった。懸念材料とされたものが、時間の経過と議論の進展で楽観ムードに早変わりというより、市場に揺さぶりをかけた投資家が手仕舞ったといったほうがよいのかもしれない。今後は企業ファンダメンタルが良好な銘柄が物色されよう。ただ、今日も提灯を付けた買戻しが見られるだろう。
今日の一言：自然は日転するけど人間は前進する。百思熟考しゆるりと進め。
