ギリシャのデフォルト・ユーロ離脱の可能性が高まり・・・

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちだっ(DJIA +56.32 @17,946.68, NASDAQ -31.68
@5,080.51)。ギリシャの債務問題交渉が難航してデフォルトを起こす可能性が非常に高くなったことに加え、中国当局が狼狽気味の緊急利下げに追い込まれるほど中国株が大きく調整していることが、本日の日本株を大きく押し下げた。東証1部では、上昇銘柄数が僅か56に対して、下落銘柄数は1,821となり、全面安状態となった。つい最近までギリシャの債務問題は織り込み済みという雰囲気が株式市場で支配的だったが、いざ危機が目前に迫ると狼狽するところが人間らしくて面白い。東証1部の売買代金は2兆6573億円なので、パニック売りはまだほとんど出ていない。

ギリシャのデフォルト・ユーロ離脱の可能性が高まり、また中国株の不調も重なり、TOPIXも日経平均も急落した。中国株の不調は中国経済の不調を反映しており、ギリシャの債務問題以上に日本経済に悪影響を与えそうだ。どちらも10日&25日移動平均線をあっさり割り込んだ。相場全体の時の利はまた売り転換した。昨年10月17日を起点とした上昇トレンドラインは崩れた。日本時間の今夜のアメリカ株式市場がどのように反応するか注目したい。バーゲンセールの始まりか?楽しみだ~。

TOPIX
-42 @1,625
日経平均 -596円
@20,110円

33業種すべてが下げ、全面安となった。下落率トップ5は、ガラス・土石(1位)、保険(2位)、その他製品(3位)、ゴム製品(4位)、銀行(5位)となった。


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