今週は、月替わりで、日銀の短観、米国の雇用統計と七月に入ると立て続けに重要な経済指標の発表がある。
加えてギリシャ問題。歴史的にはロシア、中国、アメリカと言う大国に対して小さい国の寄せ集めであったヨーロッパが団結して経済的に大きくなろうとしてできたユーロ。ユーロから離脱もささやかれるギリシャだが、国民投票をする前に破綻が確定的になったら国民投票も大きく左右されるだろう。
賢い輩はそんな状況を静観していないで、預金をさっさとおろしてしまうことだろう。デフォルトの影響を少しでも受けないようにすることを国民は肌で感じているはずだ。
さて、日本の株式相場も、金利の動きに左右されるとすれば、金利が上昇し、ギリシャのデフォルトの可能性を織り込む動きとなるであろう。株は下げ止まったところでは買いたいところだろうが、その恐怖心に打ち勝つことができるだろうか。駆け引きの大きくなる展開となろう。
今日の一言:恐れて綱を渡る者は恐れの為に落ちる。恐怖心を去って事に当たれ。