アレンジが好きだ。
オリジナリティに欠けるという批判もあるが、
アレンジは進化の一つだと言える。
アレンジ曲で好きな曲はいくつもある。
BUS STOP の kick the can は元曲の天国と地獄を損なわずノリの良い曲だし、
Youssou N'Dour の Ob-La-Di Ob-La-Da はビートルズの元曲と同様、知っている人も多いだろう。
(アレンジというよりカバーか? まこまかい事は気にしない!)
Groovefinder がアレンジ...というより、
歌声以外は色々いじり倒したのはNina SimoneのI Got Life。
シュールで悪ノリ感あふれるPVに負けず、
元曲とは完全に異なるノリのいい一曲になっている。
アレンジは音楽だけにとどまらない。
食の世界を見てみよう。
イタリアのピッツァをアレンジし、ボリュームとバリエーション豊かなピザを生み出したアメリカ。
中国のラーメンは日本のアレンジで独自の進化を遂げた。
日本の寿司だって、海を渡ったらカリフォルニア ロールが誕生した。
そう、アレンジは文化を促進させるのだ。
そして、私たち投資家もそうあるべきだ。
投資の世界に輝く巨星、
たとえば、ジム・ロジャーズの投資方法を学んでも良いし、
バフェットの銘柄選択を参考にしてもいい。
日本人なら、本間宗久の投資手法を使ったっていい。
しかし、学びが足りないのか、時代がそぐわないのか、
はたまた活用しきれていないのか、上手くいかないことは多々ある。
そこで、アレンジだ。
偉人たちの足跡を参考にしつつ、私たちが出来ることをやる。
大幅な改造...とまでいかなくても、スプーン一杯ほどの隠し味を加えるのだ。
うまくいなかければ、また手直しすればいい。
なぜなら、そうやって私たちの先人は文化を紡いできたのだから。