平成相場三昧伝 週末雑感

○ 本間宗久翁秘録を讀む。


「米は天性自然の道理にて高下する者故、算用に及ばざるなり。極意は天井底の次第を心得、毎日の相場に氣を附べき事肝要なり。」


現代語訳・・・・・米は、天然自然の道理で動くもので、自分の頭のなかの計算によって動くものでは、ないのです。極意は天井値と底値をしっかりとらえ、毎日の相場の動きに氣を附けること。これが肝心です。


 天性自然の道理で連想するのは、カール マルクスの發見「人間疎外」ならんや。

幾ら豊作を望んでも、幾ら豊漁を望んでも、はやく梅雨よ、明けよと望んでも、自然相手では、さふはゐかぬ。株よあがれ、ドルよあがれと望んでも、マーケットは、いふことはきかぬ。


 しかし宗久さまは、嗚呼ありがたや、ちゃんと処方箋を書ゐてゐてくださった。

すなはち、天井値と底値をしっかりとらえる。毎日の相場に氣を附ける。

噫々、眞理とは、単純で偉大なりー。

                 「単純さこそ、吾々を導く星である。」ヴァーノン ハワード言


〇 「ユーロ危機で株価が下がって来たら、買いチャンス。」菅下 清廣氏言

かふいふ人も、おるのだのふ。二年まえの御著作「黄金株88」日本文芸社に書ゐてある。

いやー!ひとそれぞれ、十人十色。たしかに希臘は、とおし。NYダウも、だんだんと希臘問題には、反応しなくなった感がある。

ま、僕は、國民向けの、政治ショウの最終幕で、希臘は、デフオルトは、しなひと想ふけど。


○今週は、またしても希臘、希臘で、FX,株ともに動きようが无し。あしたぐらいに、決着か。

また来週。

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