雨が降り頻る中、宇部興産の株主総会に参加して来ました。
会場は、ANAクラウンプラザホテル宇部に併設する宇部興産ビルで開催されました。
総会は、10時から11時過ぎまで開催され、いくつか質問もありました。
おもなものは次の通りです。
なお、毎年、宝塚市から約5時間掛けて出席されている株主さんがいつも最初に質問に立たれますが、質問というよりは、個人的なものを含め色んな発言をされますが、関係無いものは割愛します。。。^^;
＜Q1＞昨年話されていたROE目標＝12%は高過ぎたと思えるが、今後の目標は？
＜A1＞昨年は、化学分野の回復を見込み、12%目標を立てていたが、市況低迷により成し得なかった。今後の目標は、6~7％を見込むと同時に、日本の上場企業平均の８％を早期に達成したい。
＜Q2＞売上は減っているが、利益が増加している理由は？
＜A2＞営業外利益が改善したのが主な理由である。内訳は、支払利息の減少や円安の進行などである。
＜Q3＞将来も見通しが株主として大いに関心があるが、例えば、燃料電池車のトヨタのミライでUBEが関わっているものはあるか？
＜A3＞燃料電池車のトヨタのミライでは、水素タンクの材料としてUBEのナイロンが使われている。また、電気自動車では、リチウムイオン電池のセパレータや電解液なども手掛けている。
＜Q4＞昨年も化学部門の回復を云われていたが、全然、回復の兆しが見えないが？
＜A4＞化学部門では、売れ筋の製品がどんどん変化し、正直、その市況状況に付いて行けてないのは事実である。今現在、化学事業の立て直しの具体策として、ラクタムの徹底したコストダウンやナイロン事業の拡大増産に加え、海外増産を試みている。UBEとしては、化学部門は、大きな主流事業であるので早期の立て直しを図って行く。
＜Q5＞株価について、15年前と比較すると、以下の通り、日経平均と比較すると、UBEの株価は大きく低迷しているが、株価回復の見通しは？
日経平均 UBE株価
2000年 17,411円 332円
2015年 20,771円 236円
△19% ▼29%
＜A5＞まずは、業績第一と考える。そのためには、UBEの目玉事業である化学事業の早期回復を実現する。また、株価に影響を及ぼす「将来性」についても、それを感じ取れる企業に時間はかかるが実現したい。ぜひとも株主の支援を宜しくお願いしたい。
この後、議案採決と役員新旧入れ替わりの挨拶及び社長からのメッセージがありました。
（社長メッセージは、質問回答と同じような内容）
帰りには、お土産も戴きました。
また、チャンスがあれば、参加させて頂きます。
