ヒロろんさんのブログ
本日の市況
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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
20569.87(+ 6.72)△0.03%
◎TOPIX
1678.56(+ 4.91)△0.29%
◎売買高概算 24億9072万株
◎売買代金概算 2兆5340億円
◎時価総額 601兆5859億円
◎値上り銘柄数 1114
◎(年初来)新高値 189
◎値下り銘柄数 644
◎(年初来)新安値 8
◎変わらず 127
◎騰落レシオ(25日)
112.73%(前日比2.00%低下)
◎サイコロ(日経平均)12勝0敗
○○○○○○○○○○○○ 100%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.85%
75日線比+6.02%
◎為替
(対 ド ル)124.06(前日比0.32円安)
(対ユーロ)135.73(前日比0.08円安)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
279.6円(+ 5.0円)37867万株
2.東電 <9501>
736円(+ 27円)16079万株
3.東芝 <6502>
450.0円(+ 14.3円) 9842万株
4.三菱UFJ<8306>
935.0円(+ 13.8円) 7491万株
5.オリコ <8585>
227円(+ 10円) 4720万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
18160円(- 70円) 1668億円
2.東電 <9501>
736円(+ 27円) 1162億円
3.みずほ <8411>
279.6円(+ 5.0円) 1040億円
4.三菱UFJ<8306>
935.0円(+ 13.8円) 692億円
5.トヨタ自 <7203>
8520円(- 84円) 506億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り920万株 買い970万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が12日連続高、前週末比6円(0.03%)高の2万0569円で取引終了です。2000年4月12日以来、約15年2カ月ぶりの高値となります。12日連続高は1988年2月の13日続伸以来、ほぼ27年ぶりの長期上昇となります。
週末のNYダウが115ドル安となったこと、連日の上昇による警戒感が意識されたことで朝方は売りが先行。10:02には下げ幅が152円となる場面がありました。ただ、下値では日銀によるETFへの買い期待が相場を下支えし、売り一巡後は徐々に下げ幅縮小。上海株が大幅高となっていること、円相場が1ドル=124円台前半と円安基調で推移していることも買いを誘い、大引けは小幅ながらプラスに転じています。
東証株価指数(TOPIX)も12日連続高、東証1部の時価総額は601兆5859億円と600兆円を初めて突破しています。売買代金は概算2兆5340億円、上海総合指数は大幅高で216ポイント(4.7%)高の4828です。
業種別では、電力ガス、繊維、銀行、石油、建設、精密などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、上下水処理設備のメタウォーターが4日連続高で170円高の3295円と大幅高で上場来高値を更新。先週末に発表した18年3月期の連結純利益を15年3月期比20%増の60億円に高めることなどを内容とした中期経営計画を好感した買いが入っています。海外事業も伸ばし、自己資本利益率(ROE)も10%以上の維持を目標とします。
東京電力が27円高の736円と昨年来高値更新、北海道電力が56円高の1317円、九州電力が42円高の1495円、関西電力が17円高の1397.5円と電力株が軒並み高。本日から関西電が家庭向けの料金を値上げしたほか、九州電の川内原発1号機(鹿児島県)が早ければ7月に再稼働する見通しとなり、震災後に電力会社に向けられた収益力への懸念が後退しつつあり、値ごろ感から先高を期待した買いが入っています。
伊藤園が56円高の2746円と値を上げて年初来高値更新。本日も全国各地で気温が上昇しており、日中の気温は7月並みの所が多いです。猛暑関連銘柄の一角として物色の矛先が向かっています。16年4月期は消費増税の影響から回復へ向かい、増収増益に転じる見通しと報じられたことも支援材料となっています。
資生堂が65.5円高の2561円と値を上げ、08年9月以来6年9ヶ月ぶりの高値水準まで上昇。5月29日に4月の国内店頭売上高が前年同月比43%増で、消費増税の影響がない2年前の同月比でも11%増だったと発表し、好感した買いが入っています。自社ブランドの「HAKU」や「プリオール」などが好調でインバウンド需要も取り込んでいます。
その他、三菱UFJが13.8円高の935円、みずほFGが5円高の279.6円といずれも昨年来高値更新、6月末に1株を3株に分割と発表したクックパッドが280円高の5530円。鮮魚専門店を百貨店や駅ビル内に展開する魚力が126円高の2250円と昨年来高値更新。
清水建設も20円高の972円と値を上げて昨年来高値更新で1000円の大台間近に接近、土木に強い大豊建設も35円高の592円と大幅高、真珠トップのTASAKIが130円高の3325円と昨年来高値を更新です。
本日の新高値銘柄は、清水建、長谷工、五洋建、中部飼、伊藤園、マツキヨ、シキボウ、日東紡、帝人、日本バイリーン、住友化、新日鉄住金、JX、オークマ、ユニプレス、森精機、魚力、TASAKI、三菱UFJ、みずほ、東電、山九・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(5711)三菱マテリアル 470→ 530円
据置き A
(6807)日本航空電子 3,800→ 4,150円
据置き A
(8028)ファミリーマート 5,200→ 6,100円
[UBS証券]
引上げ B→A
(3401)帝人 430→ 550円
据置き A
(9603)HIS 4,500→ 4,600円
[JPモルガン証券]
据置き A
(2589)サントリー食品 5,100→ 5,200円
据置き A
(2914)JT 5,000→ 5,700円
[野村証券]
据置き A
(6141)DMG森精機 1,620→ 3,000円
[SMBC日興証券]
引下げ A→B
(8002)丸紅 880→ 790円
引下げ A→B
(8031)三井物産 1,850→ 1,800円
[三菱UFJMS証券]
引上げ B→A
(2168)パソナグループ 680→ 1,300円
据置き A
(4922)コーセー 7,600→ 9,000円
引下げ A→B
(8136)サンリオ 4,300→ 3,400円
引下げ B→C
(9413)テレビ東京 2,160→ 1,640円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】ダマシとアヤ **
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相場のテクニカル分析において、結果的に意味のないテクニカル上のサインのことを「ダマシ」と呼びます。
あるテクニカル指標が弱気に転換しても、一時的な動きに過ぎず、すぐに元の買い優勢の状況に戻るといった事象はよくあることです。
また、長期的な相場の流れからみて、大勢に影響のない小さな相場の動きを「アヤ」と呼びます。
上昇相場でも下落相場でも、一本調子で一方向の値動きが続くことはそう多くはありません。
一般的に相場は休みつつ進むもので、例えば上昇相場の形成途上で少しだけ下げる動きを「アヤ押し」と言い、大勢的に見て上昇基調に変化を及ぼすものではありません。
反対に、相場が下げる過程で一時的に高くなる動きを「アヤ戻し」と言います。この場合も大勢的な下落基調に変化はありません。
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【4】本日の経済指標等の結果 **
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◎1~3月期の法人企業統計調査
設備投資(金融機関を除く全産業)は前年同月に比べ7.3%増
季節要因をならした設備投資(ソフトウエアを除く)5.8%増
経常利益は0.4%増で、過去2番目の高水準
予想以上に強い内容だったことから、6月8日(月)発表の1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は、速報値から上方修正される可能性があります。
◎5月の新車販売台数(登録車)
前年同月比1.4%増 2カ月連続増加
※登録車とは軽自動車の規格を超える大きさの自動車
◎5月の軽自動車販売台数
前年同月比19.6%減 5カ月連続減
本日の上昇で、NTTなどの政府保有分を除いた東証1部の時価総額は、終値ベースで初めて600兆円を超えました。また、日経平均株価の連続上昇日数が12となり、サイコロが12勝0敗(過去12日間の勝率は100%)となるのは、13連騰した1988年2月以降、過去27年間で初めてのことです。