先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -99.89 @18,015.89, NASDAQ -15.95
@5,117.00)。ドル円為替レートは122円台後半の円高方向へ動いた。しかし、本日の日本株全般は底堅かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,282に対して、下落銘柄数は497となった。騰落レシオは103.67%。東証1部の売買代金は2兆1,791億円。
円高にもかかわらずTOPIXも日経平均も大幅上昇し、どちらも10日移動平均線を回復した。時の利は再び買い転換した。最近の日本株の先高感の強さは際立つ。ちょっと下げればすぐに買いが入ってくる。わずか2日でまた10月17日以来の上昇トレンドライン内へ戻った。
TOPIX
+18 @1,649
日経平均 +254円
@20,428円
33業種中28業種が上げた。上昇銘柄率トップ5は、銀行(1位)、保険(2位)、医薬品(3位)、陸運(4位)、空運(5位)となった。政府が銀行に持ち合い株の売却を促す方針との報道で、売却資金が自社株買いや成長戦略に向けられるとのシナリオから銀行株が買われた。