東日本大震災（2011年5月）以来の輸出量の減少

[いそりんさん]

5月の貿易統計速報（5/17 財務省 通関ベース）が発表され、貿易収支（輸出−輸入）が2160億円の赤字と、『4月（前月）の500億円超から拡大した貿易赤字』

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17H3T_X10C15A6000000/

輸出額は円安の影響により微増だが、拡大・移転する現地生産や、中国経済の減速、ユーロ安などの影響で『低下している輸出量』

定着した貿易赤字には驚きは特に感じないが、『自動車の輸出台数に至っては前年同月比7.9％減の39万5278台と、サプライチェーンが断絶していた東日本大震災（2011年5月）以来』で、工事などの製造設備（設備投資）に使用される一般機械の伸びも鈍化したそうだ

『価格が軒並み下落し、種類によっては11年ぶりの安値をつけているレアメタルの国際価格』に中国経済の変調（減速）は想像できるが、何よりも憂慮なのは、『先月まで堅調だったアメリカ向けの輸出数量の大幅な減少（11.56ポイント）』だ

http://www.nims.go.jp/research/elements/rare-metal/study/



通常の月より営業日が少なくなる5月の大型連休を考慮しても、緩やかに回復してきた世界経済は潮目を迎え、世界経済はソフトパッチ（一時的鈍化）に局面に突入していくのかもしれない