韓国では「短期間でおさえる」との政府発表とは逆に、MERS感染が拡大の一途をたどり、WHO(世界保健機構)も長期化を覚悟と表明。
MERSは病院内で激しく感染が拡大し市中に流れ出した。現在では4次感染者まで出る始末で制圧など到底不可能な状況に陥っている。
MERS感染者が発生した釜山市内では、市役所の職員が自殺するまで恐怖に陥っている。
このMERSが韓国経済に大打撃を与え始めている。
韓国銀行(中央銀行)は11日、政策金利を1.75%から過去最低の1.50%に引き下げると発表した。中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大による経済への打撃を和らげる狙い。市場も1.50%への引き下げを予想していた。
利下げは、ここ1年弱で4回目。2012年7月からの金融緩和サイクルで7回目となる。
インフレ率は再び上昇することが予想され、家計債務は急拡大していることから、今回の利下げは現在の緩和サイクルでは最後になると広く受け止められている
銀行の窓口もマスク姿ばかり