個人投資家が株式投資で失敗する例で最も多いのが「損失の拡大」だろうね。
「上昇三月 下落三日」と言われる通り株価の急落は非常に速い。
その時に出易いのが損失。この損を重大に考えない個人投資家の多い事多い事。
「え~い その内すぐに取り返して見せるわ!」と自信満々に答える。
損失に対するリスク管理が甘くなる瞬間だね。同時に損失に寛容になって、その回復がどれ程困難な事かを過小に評価してしまう。
そのうち取り返す計画が思ったほど進まない。下手すると逆に損失拡大が止まらず増えて行く。
資金が窮屈になる。新規投資が出来なくなる。
その頃、頃合いを見計らっていたかのようにドスンと大幅下げがやって来る。
一発逆転を狙って値動きが激しい仕手株に手を染める。最初は儲かる。味を占めてまた投資。金額を増やして手いっぱいに投資をした頃「ハシゴ外し」の手を使われ一瞬でS安気配。売ろうにも値が付かず2日連続S安張り付けの憂き目に遭う。
儲けるには時間がかかる。上昇三月の通りだね。
損をするのは早い。儲ける秘訣は損を出さない投資法。または損失を減らす投資法。
長い期間株価上昇が続いて来ると忘れてしまいがちになるんだよ。むっふ。