出産控えた40代の女性 MERS陽性判定=韓国
多数の中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者が出ているサムスンソウル病院(ソウル市江南区)で、出産のために入院していた40代の女性がMERSへの感染を調べる1次検査で陽性判定を受けたことが分かった。同病院が9日明らかにした。
女性は8日午後3時ごろに検査を要請したが、軽微な筋肉痛があるだけで、体温も正常で、せきや呼吸困難などの症状がなかったため、病院側は検査を行わなかったという。
サムスンソウル病院は「MERSが疑われる症状はなかったが、患者が再度検査を要請したため、同じ日の午後6時に検体を採取して検査を実施し、病院内での検査の結果、陽性と判定された。検体を疾病管理本部に渡した状態」と説明した。
CNN.co.jp 6月9日(火)17時8分配信
ソウル(CNN) 韓国当局者は9日、中東呼吸器症候群(MERS)による死者が7人に達したことを明らかにした。自宅や医療施設での隔離対象者は2800人を超えた。
MERSコロナウイルスへの感染が確認された患者は、前日からさらに8人増えて95人となった。学校は2000校以上が休校になっている。
感染者は16歳の男子1人を除いて、成人ばかりだという。
この事態を受けて、香港当局は住民に対し、韓国への不要不急の渡航を控えるよう勧告した。
