2015.6.5 08:00
韓国・ソウルの病院に勤務し中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染した医師(38)が、1500人以上が集まった地域の行事などに参加していた問題で、ソウル市は5日、自治体の権限で独自に行事参加者全員を自宅に隔離する作業を進めた。
同国のMERS感染では、4日時点で政府が約1600人に自宅や施設での隔離措置をとっている。こうした人が2倍に増える見通しだ。
聯合ニュースは5日未明、新たに感染者1人が死亡、ほかに5人の感染が確認されたと報じた。これで死者は4人、感染者は死者を含め41人となった。一方、韓国のJTBCテレビは4日、医師の勤務先で、少なくとも3人の同僚医師にMERS感染と同様の症状が出ており検査中だと報じた。