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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
19764.72(+139.88)△0.71%
◎TOPIX
1604.21(+ 1.94)△0.12%
◎売買高概算 27億9159万株
◎売買代金概算 2兆9213億円
◎時価総額 575兆9130億円
◎値上り銘柄数 869
◎(年初来)新高値 151
◎値下り銘柄数 880
◎(年初来)新安値 31
◎変わらず 133
◎騰落レシオ(25日)
103.13%(前日比6.31%低下)
◎サイコロ(日経平均) 8勝4敗
○○●●○●○●○○○○ 66.7%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+0.03%
75日線比+4.33%
◎為替
(対 ド ル)119.86(昨日比0.16円高)
(対ユーロ)134.75(昨日比0.01円安)
◎出来高上位
1.東芝 <6502>
422.8円(+ 22.1円)25593万株
2.シャープ <6753>
202円(- 9円)17329万株
3.みずほ <8411>
234.7円(- 0.6円)15156万株
4.双日 <2768>
288円(+ 6円) 8258万株
5.三菱UFJ<8306>
865.2円(+ 0.5円) 7540万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
16840円(+ 250円) 1624億円
2.東芝 <6502>
422.8円(+ 22.1円) 1064億円
3.トヨタ <7203>
8196円(- 88円) 784億円
4.三井住友 <8316>
5258円(- 142円) 671億円
5.三菱UFJ<8306>
865.2円(+ 0.5円) 648億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り880万株 買い1030万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が連日で上昇、139円(0.71%)高の1万9764円で取引終了です。
昨晩のNYダウが36ドル安となったことを受けて朝方は売りが先行、9:19には下げ幅が130円となって1万9494円まで下押しする場面がありました。ただ、1万9500円割れでは年金や日銀の上場投資信託(ETF)買いが入るとの思惑から押し目買いが入って下げ幅縮小。先高期待からの買いも加わって引けにかけては安値から270円という上げ幅となっています。売買代金は概算2兆9213億円、上海総合指数は25ポイント(0.58%)安の4375です。
業種別では、非鉄、鉱業、鉄鋼、石油、機械、電機などの上げが目立ち、紙パ、ゴム、銀行などが下げています。
個別銘柄では、清水建設が55円高の896円と大幅高。13時に16年3月期通期の連結営業利益が前期比26%増の630億円、売上高が2%増の1兆6000億円になる見通しと発表。営業利益が市場予想の540億円を上回り、好感した買いが膨らんでいます。今期の配当は前期から2円増配する計画です。
ツガミが30円高の710円と値を飛ばしています。11:30に15年3月期連結決算と同時に年間配当を前期に続き今期も2円増配、また自社株買いも発表。株主還元拡充を好感する買いが入っています。主力の自動旋盤が海外市場を中心に好調です。売上高の海外比率は前期の77.2%から82.1%に拡大しています。
ガイシ世界一の日本碍子が167円高の2860円と値を飛ばし、7年3ヶ月ぶりの高値水準まで上昇。昨日の引け後に16年3月期の連結営業利益が前期比10%増の680億円になる見通しと発表。配当も前期比2円増の30円にする計画であり、好感した買いが入っています。自動車関連製品や半導体製造装置向けのセラミックス製品の需要が伸びています。
DMG森精機が207円高の2160円と大幅高で7年半ぶりの高値水準まで上昇。昨日の引け後に15年12月期の連結純利益が165億円、売上高が3000億円になる見通しと発表。過去最高を更新する見通しであり、同時に増配も発表したことから好感した買いが入っています。今期から連結対象となる独DMG MORI SEIKI(旧ギルデマイスター)が収益貢献します。自動車や航空機産業向けを中心に工作機械の受注が好調です。
その他、プレハブ建築の日成ビルドが好業績と増配発表で51円高の345円と大幅高、好業績と増配発表の極東貿易が41円高の261円、ダイカスト専業首位のリョービが46円高の443円、好業績発表で東邦鉛が44円高の489円と大幅高となっています。
本日の新高値銘柄は、日鉄鉱業、東急建、NIPPO、住友林、日成ビルド、三井製糖、双日、スタートトゥ、日清紡、セーレン、日産化、東ソー、電化、ロート、TOTO、三井金、東邦鉛、三菱マ、オークマ、森精機、デンソー、村田製、ソニー、パラベッド、三菱商事、山九・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(6367)ダイキン工業 9,100円
据置き A
(7202)いすゞ自動車 2,150円
据置き A
(8031)三井物産 1,980円
据置き A
(8058)三菱商事 3,250円
[クレディS証券]
据置き A
(3092)スタートトゥデイ 3,000→ 3,700円
据置き A
(4204)積水化学 1,800→ 1,900円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(7741)HOYA 5,030→ 5,400円
据置き A
(8933)NTT都市開発 1,760→ 1,710円
据置き C
(5007)コスモ石油 130→ 135円
[野村証券]
据置き A
(1812)鹿島 650→ 685円
引上げ B→A
(4536)参天製薬 1,300→ 1,900円
据置き A
(4917)マンダム 4,700→ 5,500円
据置き A
(6952)カシオ 2,500→ 2,750円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(1721)コムシス 1,840→ 1,970円
引下げ A→B
(1951)協和エクシオ 1,470→ 1,510円
引下げ B→C
(9766)コナミ 2,070→ 1,830円
[大和証券]
引下げ 2→3
(4680)ラウンドワン 760→ 570円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】プロスペクト理論 **
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プロスペクト理論は、人間心理が意思決定にどのように影響を与え、その結果どうなるかを考える行動経済学において、代表的な成果として知られています。
展望理論もしくは期待理論とも呼ばれますが、プロスペクト理論を説明する際には下記のような例題が用いられます。
1)確実に6万円もらえる
2)10万円もらえるが、15%の確率で何ももらえない
この場合、ほとんどの人が1)を選択します。次に
3)6万円を支払わねばならない
4)10万円支払わねばならないが、15%の確率で全く支払わなくてもよい
とした場合には4)を選ぶ人が多くなります。つまり、人間は利益になる場合には確実な方を、損する場合には不確実な方を選択する傾向があるということです。
通常、リスクは回避したがるものですが、実際に自分が持つ銘柄が下がってくるとその銘柄を長く持ってしまう(いつか上がるかもしれない可能性にかける)傾向があります。
「所有効果」とも関係してきますが、一般的に利益は素早く確定し、損失に関しては現実よりも願望を優先させてしまう傾向があるということもこの理論で説明されます。
ちなみに、上記の例題に関しまして、投資的な観点からは2)と3)が正解となります。
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【4】本日の経済指標等の結果 **
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◎3月の国際収支
経常収支は2兆7953億円の黒字、黒字は9カ月連続貿易収支が1年9カ月ぶり黒字旅行や輸送などのサービス収支は比較できる85年以降で初の黒字
◎4月の対外及び対内証券売買契約
海外投資家による日本株への投資は3カ月連続の買い越し買越額は2兆5536億で、昨年11月以来5カ月ぶりの高水準
◎4月の景気ウオッチャー調査
現状判断指数は53.6、先行き判断指数は54.2でともに5カ月連続の改善
基調判断は「緩やかな回復基調が続いている」で据え置き
◎11日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格
前週比0.4円上昇の141.0円、3週連続の値上がり
なお、中国の4月の工業生産高、小売売上高、固定資産投資はいずれも市場予想を下回りました。