マグマが地下でつながっている可能性がある箱根山と富士山との距離はわずか25km。
地球的にはほぼひとつの山系と考えられる。
今日この富士山に関する記事が出た。以下要点だけ記載。
この富士山も、噴火の前に何が起きたかが分かっていない火山です。例えば平安時代は400年間ありましたが、その始めの300年間に富士山は10回も噴火しました。300年以上も噴火していない現在までの期間は、とても異常な時期なのです。
地球物理学的には富士山がこのままずっと噴火しないことは考えられません。もし噴火したら人々が集まっている富士山の山腹や山麓だけではなくて、日本の東西分断など、とても大きな影響を及ぼすことも確かなことなのです。
数年前から河口湖の水位が下がったり、林道に大きな地割れが出来たり、氷穴の氷が溶けたり、富士山の伏流水(ふくりゅうすい)が山麓に多量にわき出してきたり、といった「異常」が報告されています。しかし、これらが噴火の前兆であるかどうかは、以前の経験がないので分からないのが実情なのです。