底打ち反転か

4月21日の日経平均は19909.09(+274.60)と窓をあけて大きく戻してきた。前日基準線やパラボリックの間際まで下降してきたが、あわやというところで反発して転換線19740を奪還してきた。日足MACDもゼロラインで反発しているが、まだシグナルの下。下降トレンド入りを嫌がっているような印象だ。一目均衡表やパラボリック、MACDが節目として効いていることがよくわかる動きではあるが、このまま底打ちして上値にトライできるかどうか、週足のMACDは頭を丸めて下降しつつあり、やや微妙だ。


為替も雲の下限118.93を下抜けするところから、大きく円安に戻し、119.91の転換線をかろうじて回復した。ただしこちらはまだ基準線の下、雲の中にあり、MACDもマイナス圏で定義上はドル下降局面にある。雲の下抜けは阻止したが、どこまで戻せるかはわからない。


為替よりも日経平均のチャートが良いのはなぜなのか。現在の水準の円安による企業業績については、既におよそ織り込み済みと思われるので、やはり中国の金融緩和や日銀の追加金融緩和への期待が支えている動きなのだろうか。しかし一触即発のギリシャの問題も抱えており、為替のチャートが示すように、先行きはまだ雲の中というほうが自然な気がするのだが。


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