相場が上昇すると、金融機関から株式や投信の買いを勧める電話がはいる。しかし、個人投資家にはまずかかってはこない電話もあるようだ。それは、『xxx銘柄、YYY万株お持ちでしたらお貸し願いませんか。日歩zzz銭で。』長期投資家ならば、当面売らないし、それではお貸ししましょうということになる。翌日以降、集めた株を効果的に売る。貸し手はいずれは買い戻すことを知っているので動じない。しかし、このロジックを知らない投資家は提灯を付けることになる。あるいは下げに驚いて投げる場合もあろう。こうして下げが止まったところで買い戻す。もちろん元の位置まで戻すとは限らない。なお、クオンツ運用のなかでファクター運用なるものがある。この時期、アナリスト予想株価の変化方向とその人数の変化をファクタとするファクターリターンが高くなるようだ。儲け方はいろいろだ。業績発表には要注意。
今日の一言:川は海に帰す。利益有る処に人は集まる。人を喜ばして後に我れ喜ぶ。