ユニー 商機を見出し what,How ?さらなる成長


社長就任のごあいさつ
 平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。本日、2015年2月期決算を発表いたしました。

■2015年2月期 連結業績
 2015年2月期は、4月の消費税増税以降、駆け込み需要の反動減や消費意欲の減退を受け、総合小売事業および専門店事業において、特に買回り品である衣料品や住居関連品を中心に売上が伸び悩みました。また、コンビニエンスストア事業では、夏場の天候不順や業界全体の店舗数増加に伴う競争の激化に加え、喫煙人口の減少によるたばこ売上の減少の影響を大きく受けました。これらの結果、連結営業収益は1兆189億円(前期比98.7%)となりました。
 利益については、コスト削減に努め一定の効果を得ることができましたが、トップラインの減少を補うにはいたらず、連結営業利益202億円(前期比79.9%)、連結経常利益204億円(前期比81.7%)となりました。なお、総合小売事業およびコンビニエンスストア事業を中心に店舗に係わる減損損失174億円を計上したことから、当期純損失は24億円となりました。

■2016年2月期 連結業績予想
 2016年2月期の連結営業収益は、1兆364億円(前期比101.7%)を見込んでいます。これは、主に総合小売事業およびコンビニエンスストア事業における店舗数の増加に因るものです。連結営業利益については235億円(前期比116.1%)を見込んでおり、全セグメントでの増益の達成を目指してまいります。
■株主還元について
 当社は、1株当たり年間配当金20円を基本としつつ、連結配当性向30%を目標値とし、効率的な資金配分に努め、さらなる財務体質の強化と業績の向上に取り組むことを配当方針に掲げております。2015年2月期の期末配当におきましては、最終利益が計画を下回り当期純損失を計上しましたが、左記の方針に基づき、2014年10月3日に公表した予想通り1株当たり10円とし、中間配当を含めた年間配当は1株当たり20円とさせていただく予定です。また、2016年2月期の配当についても、中間配当、期末配当をそれぞれ1株につき10円とし、1株当たり年間配当は20円を予定しています。
 小売業界においては、消費税率の再引き上げが2017年4月に延期されたものの、円安などによる物価上昇に伴う実質所得の減少や業態の枠を超えた競争の激化等を背景に厳しい環境が続くことが予想されますが当社グループは逆風の中にも新たな商機を見出し、さらなる成長に向けたチャレンジを続けてまいります。株主ならびに投資家の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2015年4月10日
代表取締役社長
佐古 則男

ユニーは2月21日付で、佐古則男専務が代表取締役社長に就任する。

前村哲路代表取締役社長は、同日、純粋持株会社ユニーグループ・ホールディングスの代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)に就く。

■佐古則男(さこのりお)氏の略歴
1957年7月:生まれ
1980年3月:ユニー入社
2001年2月:アピタ中津川店長
2002年8月:経営政策室マーケティング担当部長
2005年2月:経営政策室長
2006年5月:執行役員経営政策室長
2008年5月:取締役、執行役員経営政策室長
2010年2月:取締役、執行役員営業統括本部長
2011年5月:常務取締役、常務執行役員営業統括本部長
2012年2月:常務取締役、常務執行役員営業統括本部長兼関連事業本部長
2012年5月:専務取締役、専務執行役員営業統括本部長兼関連事業本部長(現任)

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