窓際リーマンさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ148件目 / 全169件次へ »
ブログ

投資のアイデア、メモ、雑感(1)

C604eafbe   897bfe772  

いろいろな本を読んで書き出した言葉、文章の羅列。過去に起こったことやその流れや大きな視点から何かを見いだせれば何かのヒントになるかもしれない。

戦後のアメリカ、ブレトンウッズ体制(著名な学者ケインズもかかわっている)。
金1オンス=35ドル、1ドル=360円の固定相場制。同じくドイツも固定相場制。

戦後は、、日本もドイツもヨーロッパも焼け野原。戦勝国もボロボロ。アメリカも戦後は戦費等の負債があった。しかし大恐慌と戦争の為、使わない(使えない)貯蓄と15年間、累積した需要があった。国内需要、国外需要を満たせるだけの工業力がアメリカにあった。マーシャルプランで西ヨーロッパの復興を助け日本にも支援を行った。。戦後の一時期、アメリカは世界の工業生産高の3分の1を生産していた。(^-^;)
戦後のアメリカ企業や資本は海外に進出し、またアメリカから海外への投資も活発に行われた。結果、アメリカは世界最大の債権国となる。1950年代~1960年代、アメリカの黄金時代だった(^-^)

その後、朝鮮戦争500億ドル、中東動乱200億ドル、ベトナム戦争1500億ドルと放蕩をすることとなる・・・(~_~;)
1958年よりアメリカの国際収支は赤字に転じる。1960年には金の準備200億ドルを割ることとなる。対外短期債務を金準備が下回る状態。金本位制の維持が怪しくなっていく。1960年代よりドル不安と金価格が高騰し始める。アメリカの海外軍事支出増大、対外援助も増大しドルが世界中にばらまかれたことでドルの信認が揺らぎ始める。助けていた西ヨーロッパ、ドイツ、日本も経済力をつけてアメリカの貿易黒字にかげりがみえるようになる。。。

ドルを防衛する為にアメリカ政府が行ったこと(^-^;)
・アイゼンハワー大統領の「国際収支緊急令」(1960年11月)
→①ドル差別の撤廃要求、②輸出振興策の実施、③アメリカの域外調達の制限、④海外軍人家族の引き揚げ、⑤対外援助の西ヨーロッパ諸国による肩代わり、⑥バイ・アメリカン政策の強化……など
・ケネディ大統領の「金利平衡税」「ケネディショック」(1963年7月)
→外国投資証券への課税。アメリカの資本流出を防止しようとした
他にもいろいろ。最終的にニクソン大統領が金本位制を終了させた(~_~;)

株価をみてみると1966年ダウ平均は1000ドル→1982年ダウ平均800ドル未満(インフレ考慮せず)。
アメリカの景気後退の期間を書き出してみる
・1960年4月~1961年2月・・・原因はよくわからない
・1969年12月~1970年11月・・・ベトナム戦争の戦費増大によるもの。
※1965年2月よりベトナム戦争に本格介入。
・1973年11月~1975年3月・・・第一次オイルショックによる。
日本の株価は1961年(昭和36年)7月をピークに株価急落。(国際収支悪化による金融引き締めが原因。いわゆる国際収支の天井)。そのまま昭和40年の証券不況に突入していく。

ドル危機と金交換の急増(ゴールドラッシュ)
1967年(昭和42年)11月18日、イギリスの突然のポンド切り下げに伴うドル売り激化、金交換の増大
→著名な投資家、遠藤四郎氏が株式投資を始めた年でもある。氏の当時の月給は約3万円だったとのこと。(高卒、銀行員。当時は貯金しても実質金利が安くインフレに対抗できなかった)
1968年(昭和43年)2月末、ドルを金と交換する動きが活発になる。同年3月17日に金は二重価格に。

日本の1960年代、一貫製鉄所、大型石油化学プラント等の装置型大量生産技術と自動車、家庭電器等における組立型大量生産技術が発展する。新三種の神器=3C(自動車、クーラー、カラーテレビ)が普及していく。

1971年のニクソン・ショックで為替は変動相場制へ。円高不況を恐れ翌1972年より需要増大、金融緩和策が取られる。その後の第一次オイルショックにより狂乱物価が起こる。

1973年10月6日の第一次オイルショック前の状況についてのメモ。1972年後半からの世界景気が同時的に急拡大していた。主要国の石油需要は年率で7%以上急増。サウジアラビア等の中東産油国が20%前後の増産するも需要を満たす供給ができず石油価格が上昇した。
結果、1974年より日本は戦後初のマイナス成長を記録する。

思いつくままに書き出しているだけですがアメリカの凋落していく状況が何となくわかる気がします。

※参考文献:「日本経済の記録1」内閣府経済社会総合研究所
 参考文献:「投資家のための金融マーケット予測ハンドブック」三井住友信託銀行マーケット事業
 参考文献:「株でゼロから30億円稼いだ私の投資法」遠藤四郎著
 参考文献:「証券百年史」有沢広巳監修
   参考文献:「アメリカ金融・景気指標の読み方」レイシー・H・ハント著 
 参考文献:「石井独眼流実戦録―かぶと町攻防四十年」首藤宣弘
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。