【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
17678.23(- 40.31)▼0.23%
□ナスダック
4863.36(- 13.16)▼0.27%
□S&P500
2056.15(- 4.90)▼0.24%
□ダウ輸送株
□ダウ輸送株
8677.84(- 49.56)▼0.57%
□半導体株(SOX)
675.24(- 9.49)▼1.39%
□NY原油先物(5月限)
□NY原油先物(5月限)
51.43(+ 2.22)
□NY 金先物(4月限)
1204.80(+ 7.80)
□為替
□為替
(対ドル)119.17(前日比0.55円安)
(対ユーロ)129.54(前日比1.09円高)
□CME日経225先物
□CME日経225先物
19310(+ 20)※大阪先物比
26日のNY株式市場は、地政学的リスクの高まりや企業業績への警戒で売り優勢となり4日続落です。
前日の米耐久財受注など、足元で景気回復ペースの鈍化を示す経済指標が相次いでいることから米景気の先行き不透明感が強まりつつあり、加えてこの日はサウジアラビアがイエメンに軍事介入したことから地政学的リスクが意識され売りが先行。
半導体メモリー大手のサンディスクが業績見通しを下方修正したことも投資家心理を悪化させダウは一時137ドル安まで下げ幅を拡大させました。
NY株は今週に入り連日で下げていることから値ごろ感や目先の戻りを期待した買いが入りやすく、この日発表された週間の新規失業保険申請件数と3月の米サービス部門PMI速報値が良好だったことや、アトランタ連銀総裁が弱い経済指標は一時的との見方を示したことなどから主要指数はプラス圏に浮上する場面もありましたが、10~12月期の米GDP確定値や企業業績への確信が持てず引けにかけて相場は再び軟化しています。
S&P業種別指数では、公益(電力等)や一般消費財・サービス(小売り、ファストフード等)、生活必需品(日用品、たばこ等)などの下落が目立った一方、素材とテクノロジーが上昇しました。
個別銘柄では、業績見通しを下方修正したサンディスクが急落。ネットワーク機器のシスコシステムズやクレジットのアメリカン・エクスプレスが下落。ホームセンターのホームデポやロウズ、鉄道のユニオン・パシフィックなども下げています。原油高を手掛かりに高寄りしたシェブロンやエクソンモービルは買いが続かず下落に転じました。
一方、直近下げていたギリアド・サイエンシズなどのバイオ医薬品株の一角が反発。好決算を手掛かりにコンサルティング大手のアクセンチュアが大幅高となり、IBMも上昇。指数への影響の大きいアップルがしっかりで指数を下支え。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたウェラブルカメラのゴープロも上昇しました。
ダウ構成銘柄では、IBM、ウォルマート、アップル、インテル、ナイキなどの7銘柄が上昇。一方、アメックス、シスコシステムズ、ホームデポ、メルク、プロクター&ギャンブル、トラベラーズなどが下げています。
NY原油先物(WTI)は、中東情勢の緊迫化で供給懸念が広がり大幅続伸。終値としては3月4日以来、約3週間ぶりの高値となっています。金先物は7か続伸で3月2日以来、約3週間ぶり高値。中東情勢の不透明感から逃避先として金に買いが入りました。
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【2】本日の注目点と話題 **
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昨晩のNY株は4日連続で下落。CME日経225先物(円建て)は1万9310円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9471円と比べ160円ほど安い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万9649円 5日線
26日のNY株式市場は、地政学的リスクの高まりや企業業績への警戒で売り優勢となり4日続落です。
前日の米耐久財受注など、足元で景気回復ペースの鈍化を示す経済指標が相次いでいることから米景気の先行き不透明感が強まりつつあり、加えてこの日はサウジアラビアがイエメンに軍事介入したことから地政学的リスクが意識され売りが先行。
半導体メモリー大手のサンディスクが業績見通しを下方修正したことも投資家心理を悪化させダウは一時137ドル安まで下げ幅を拡大させました。
NY株は今週に入り連日で下げていることから値ごろ感や目先の戻りを期待した買いが入りやすく、この日発表された週間の新規失業保険申請件数と3月の米サービス部門PMI速報値が良好だったことや、アトランタ連銀総裁が弱い経済指標は一時的との見方を示したことなどから主要指数はプラス圏に浮上する場面もありましたが、10~12月期の米GDP確定値や企業業績への確信が持てず引けにかけて相場は再び軟化しています。
S&P業種別指数では、公益(電力等)や一般消費財・サービス(小売り、ファストフード等)、生活必需品(日用品、たばこ等)などの下落が目立った一方、素材とテクノロジーが上昇しました。
個別銘柄では、業績見通しを下方修正したサンディスクが急落。ネットワーク機器のシスコシステムズやクレジットのアメリカン・エクスプレスが下落。ホームセンターのホームデポやロウズ、鉄道のユニオン・パシフィックなども下げています。原油高を手掛かりに高寄りしたシェブロンやエクソンモービルは買いが続かず下落に転じました。
一方、直近下げていたギリアド・サイエンシズなどのバイオ医薬品株の一角が反発。好決算を手掛かりにコンサルティング大手のアクセンチュアが大幅高となり、IBMも上昇。指数への影響の大きいアップルがしっかりで指数を下支え。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたウェラブルカメラのゴープロも上昇しました。
ダウ構成銘柄では、IBM、ウォルマート、アップル、インテル、ナイキなどの7銘柄が上昇。一方、アメックス、シスコシステムズ、ホームデポ、メルク、プロクター&ギャンブル、トラベラーズなどが下げています。
NY原油先物(WTI)は、中東情勢の緊迫化で供給懸念が広がり大幅続伸。終値としては3月4日以来、約3週間ぶりの高値となっています。金先物は7か続伸で3月2日以来、約3週間ぶり高値。中東情勢の不透明感から逃避先として金に買いが入りました。
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【2】本日の注目点と話題 **
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昨晩のNY株は4日連続で下落。CME日経225先物(円建て)は1万9310円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9471円と比べ160円ほど安い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万9649円 5日線
1万9502円 一目転換線
1万9500円 心理的節目
1万9471円 昨日終値
1万9310円 CME日経先物
1万9040円 25日線
1万9008円 窓下限(3月12日高値)
1万9007円 一目基準線
昨日の日本株はNY株安を受けて大幅反落となり、日経平均は終値ベースで5日ぶりに1万9500円を下回りました。
個別銘柄では、国際帝石(1605)や石油資源開発(1662)など石油関連株が上昇。オルガノ(6368)が物色され、日本カーボン(5302)やクスリのアオキ(3398)などの上昇も目立ちました。
本日は3月期決算銘柄の権利落ち日で、受け渡しベースでは新年度入りとなります。
日経平均株価の配当権利落ち分は110円程度とみられており、約110円安で昨日とほぼ同水準。配当落ち分を即日あるいは数日のうちに埋めれるような強い地合いであれば遠からず2万円を試しに行く展開も想定されます。
本日は2月の統計発表の集中日でもあります。
◎2月の全国消費者物価指数(発表時刻8:30)
――――――――――――――――――――――
1月の2.2%上昇に対し、2月は2.1%上昇が見込まれています。
◎2月の家計調査(同8:30)
――――――――――――――
1月の全世帯実質消費支出は前年比5.1%減、2月は3%程度の減少が見込まれています。
ちなみに比較データとなる昨年2月は、増税前の駆け込みで家電や日用品などへの支出が膨らんだ反面、大雪の影響で外食や春物衣料が落ち込みました。
◎2月の完全失業率と有効求人倍率(同8:30)
――――――――――――――――――――――
失業率は前月の3.4%に対し3.5%、求人倍率は前月の1.14倍から1.15倍と、ともに小幅な変化が予想されています。
◎2月の商業動態統計速報(同8:50)
――――――――――――――――――
同統計では小売業の販売額が示されます。ちなみに、1月の小売販売額は前年比で7カ月ぶりのマイナスとなっています。
また、本日は渦中の大塚家具が定時株主総会を開催します。
海外では3月の米消費者態度指数確報値、10~12月期の米GDP確定値の発表(ともに小幅上方修正の予想)が予定されているほか、イエレンFRB議長やフィッシャーFRB副議長の講演での発言にも注目が集まります。
◎新規上場
――――
sMedio(東マ・3913)公開価格2,520円
◎主な決算
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13:00 三益半導体(8155)
昨日の日本株はNY株安を受けて大幅反落となり、日経平均は終値ベースで5日ぶりに1万9500円を下回りました。
個別銘柄では、国際帝石(1605)や石油資源開発(1662)など石油関連株が上昇。オルガノ(6368)が物色され、日本カーボン(5302)やクスリのアオキ(3398)などの上昇も目立ちました。
本日は3月期決算銘柄の権利落ち日で、受け渡しベースでは新年度入りとなります。
日経平均株価の配当権利落ち分は110円程度とみられており、約110円安で昨日とほぼ同水準。配当落ち分を即日あるいは数日のうちに埋めれるような強い地合いであれば遠からず2万円を試しに行く展開も想定されます。
本日は2月の統計発表の集中日でもあります。
◎2月の全国消費者物価指数(発表時刻8:30)
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1月の2.2%上昇に対し、2月は2.1%上昇が見込まれています。
◎2月の家計調査(同8:30)
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1月の全世帯実質消費支出は前年比5.1%減、2月は3%程度の減少が見込まれています。
ちなみに比較データとなる昨年2月は、増税前の駆け込みで家電や日用品などへの支出が膨らんだ反面、大雪の影響で外食や春物衣料が落ち込みました。
◎2月の完全失業率と有効求人倍率(同8:30)
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失業率は前月の3.4%に対し3.5%、求人倍率は前月の1.14倍から1.15倍と、ともに小幅な変化が予想されています。
◎2月の商業動態統計速報(同8:50)
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同統計では小売業の販売額が示されます。ちなみに、1月の小売販売額は前年比で7カ月ぶりのマイナスとなっています。
また、本日は渦中の大塚家具が定時株主総会を開催します。
海外では3月の米消費者態度指数確報値、10~12月期の米GDP確定値の発表(ともに小幅上方修正の予想)が予定されているほか、イエレンFRB議長やフィッシャーFRB副議長の講演での発言にも注目が集まります。
◎新規上場
――――
sMedio(東マ・3913)公開価格2,520円
◎主な決算
――――
13:00 三益半導体(8155)
15:00 ミタチ産業(3321)
16:00 山下医科器械(3022)
その他のトピックとしては、厚労省が処方薬の店頭販売を拡大、日銀は昨日ETFを352億円、REITを12億円買い入れ、企業の繰越欠損金がリーマン前下回る、三井住友がダイナース買収へ、パナ戦略投資に1兆円、イオンが駅前で学童保育、東芝が3次元メモリー出荷開始、マツダCXー3受注累計1万台突破、アイシンAWは中国で自動変速機増産、綜合臨床HDとメディシスが業務提携、コロプラが学生起業家支援ファンド。
Drシーラボは6月からタイで化粧品販売、エーザイは新規抗がん剤の効果で承認を取得、千代化が米で2400億円受注、JXは3200億円の最終赤字に、東レの営業益最高1250億円、科研薬が増配、東エレクは660億円黒字、ハイディ日高の営業益13期連続最高、横河電1割増益、壱番屋も業績好調、ジンズメイトが前期経常を上方修正、三井金は今期純利益を下方修正、韓国がアジア投資銀参加、トルコも参加表明・・・。
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
人気に逆行して動き、前後場歩調を変える
<相場高低判断>
後場は前場より好調
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【3】心に残る名言 **
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本当に苦しんでいる人に言うのも失礼かもしれないが、
苦しい時こそチャンス。
研究費がたくさんある時もいい研究ができるが、
逆に切羽詰まって「これしかない」という時にいいものが生まれる。
(日本人には)ピンチをチャンスに変える素地がたくさんあると思う。
(若い世代の中には)一生懸命やらず、途中でやめてしまっている人もいる。
一生懸命やってもだめな場合はあるが、やめてしまっては何も生まれない。
田中 耕一(2002年ノーベル化学賞)