昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +263.65 @17,976.31, NASDAQ +56.22
@4,947.44)。ドル円為替は120円台前半の円安方向へ動いた。これを受けて、本日の日本株全般は寄り付きは高く始まったが、すぐに失速して下げる銘柄が目立った。東証1部では、上昇銘柄数が836に対して、下落銘柄数は910となった。騰落レシオは100.55%。東証1部の売買代金は2兆9382億円。
米国株の大幅続伸と円安を受けて、TOPIXも日経平均も続伸して始まったがすぐに失速し始めて、長い陰線で終えた。外部環境がとても良かったのに日本株は大きく下げるという反応は後味がかなり悪い。「5頭の鯨」の力も弱まり、相場の潮目が転換しつつあるかも。25日移動平均線を割り込むようだと調整が本格化するかもしれない。日経平均ベースの予想EPS(1,119円)から計算した日経平均のフェアバリューの概算は19,000円台前半なので、すでに目一杯上げたと考えられる。来期の予想EPSが固まってくるのは5月中旬頃。よほどさらに円安が進まない限り、予想EPSが一段と上昇するとは考え難いが、さてどう動くか?
TOPIX
-15 @1,543
日経平均 -204円
@19,207円
33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、陸運(1位)、倉庫・運輸(2位)、不動産(3位)、銀行(4位)、小良品(5位)となった。