ドル利上げはまだ先

[ヒロろんさん]

ここ数日121円前半の値動きでほとんど変化の無かったドル円ですが昨日は下落に傾き120円を割り込み119円前半まで値を下げました。

今朝の時点では若干値を戻して120円前後で推移しています。

下落のきっかけは米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明で「4月の会合でＦＦ金利を引き上げる可能性は依然として低いと判断」と金利引き上げに否定的な見解を示したことに反応しました。

しかし、声明では続いて「利上げは4月会合の後、いつでも起こりうる」「6月利上げの可能性を排除しない」とも述べておりますので金利据置きが長期にわたることはなさそうです。


ドル円のサポートとしては最初に120円半ばをあげていましたがこの水準はあっさりと割り込みました。
続いてのポイントとなるのが118円半ば、この水準は重要で割り込めば1月以降の上昇トレンドが崩れることを意味します。



豪ドル円が下落の心配があったのですが昨日は93円を再び回復しています。93円半ばを超えられれば今週上げた下値目標値は消滅する事になりますので今日の値動きには注目したいです。



米株式市場はドルの利上げが当面は無いことを好感して上昇、18,000ドル台を回復しています。




【今日の注目経済指標】

17:30にスイス国立銀行（中央銀行）の政策金利が発表されます。