先週金曜日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +154.67 @18,140.44, NASDAQ +31.27
@4,955.97)。ダウ平均もS&P500も史上最高値を更新した。ドル円為替レートは119円台の円安方向へ動いた。しかし、本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が816に対して、下落銘柄数は923となった。騰落レシオは141.01%へ上昇し、いよいよ当面の高値警戒感が強くなってきた。東証1部の売買代金は2兆5249億円。
米国株高と円安を好感してTOPIXも日経平均もギャップアップして始まったが、上値は重く陰線で終えた。日経平均で見ると、18,500円という目標値に届いたことで当面の目標達成感があったかもしれない。騰落レシオは140%台に突入したことで高値警戒感が強まってきた。日経平均ベースの予想EPSが1,101円、株主の期待収益率(=株主資本コスト)を8%、EPSの長期的期待成長率を2%と仮定すると、日経平均の理論値は概算で18,350円となる。日経平均がさらに上昇し続けるためには、予想EPSが上昇し続けるか、期待成長率が上がる必要がある。P=予想EPS/(r-g)=1,101/(0.08-0.02)=18,350
TOPIX
+3 @1,503
日経平均 +135円
@18,467円
33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、陸運(1位)、水産(2位)、空運(3位)、ガラス・土石(4位)、精密機器(5位)となった。