ヒロろんさんのブログ
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概況
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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
18019.35(+ 46.97)△0.26%
□ナスダック
4893.84(+ 36.23)△0.75%
□S&P500
2096.99(+ 8.51)△0.41%
□ダウ輸送株
9034.06(+ 22.53)△0.25%
□半導体株(SOX)
705.08(+ 4.89)△0.70%
□NY原油先物(3月限)
52.78(+ 1.57)
□NY 金先物(4月限)
1227.10(+ 6.40)
□バルチック海運指数
530 (-10)
□為替
(対ドル)118.73(0.14円高)※先週末比
(対ユーロ)135.15(0.71円高)
□CME日経225先物
18055(+ 95)※大証先物比
先週末13日のNY株式市場は、ユーロ圏の経済指標の改善を好感して続伸。ダウは過去最高値まであと34ドルに迫り、S&P500は過去最高値を更新しました。
この日発表された2014年10~12月期のユーロ圏の実質GDP(国内総生産)速報値が0.3%増と、予想(0.2%増)を上回る伸びを示し、ユーロ圏で最大の経済規模を誇るドイツの10~12月期GDP速報値は0.7%増と、予想(0.3%)の倍以上の伸びとなったことが好感されこの日のNY株式市場は序盤から買いが先行しました。
ミシガン大学調査の2月の消費者態度指数(速報値)が予想外の低下となり消費の先行きに不透明感が増したことや、16日(月)がプレジントデーの祝日で休場となることから利益確定の売りが出てダウは一時マイナスとなる場面もありましたが、原油相場の上昇を手掛かりにエネルギー株などが買われ、指数も引けにかけて上伸しました。
優良株で構成するダウは昨年12月29日以来、約1か月半ぶりの高値となり、節目の1万8000ドルを回復しました。昨年12月26日につけた終値ベースの最高値(1万8053ドル)との差は34ドルとなっています。
市場全体の値動きを示し、機関投資家の運用指標(ベンチマーク)ともなっているS&P500は昨年12月29日以来の過去最高値更新です。ハイテク株の比率が高いナスダック指数は連日で昨年来高値を更新、2000年3月27日以来、ほぼ15年ぶりの高値で取引を終了しました。
業種別では、エネルギー、素材(資源、鉄鋼、非鉄等)、ハイテクなどが上げ、公益(電力等)、生活必需品(食品、飲料、たばこ等)などが下げています。
個別銘柄では、油田開発のハリバートンやシュルンベルジェが賑い、資源のフリーポート・マクモラン、鉄鋼のUSスチールなども上昇。人員削減計画を発表したヤフーがしっかり。好決算を発表したクーポン共同購入サイトのグルーポンや、スマホ向けゲーム「キャンディ・クラッシュ」などを手掛けるキング・デジタルが大幅高となっています。
一方、コストコとの独占契約終了が収益悪化懸念につながっているクレジットカードのアメリカン・エクスプレス(アメックス)が続落。業績見通しを下方修正した食品のキャンベル・スープも下げました。
ダウ構成銘柄では、マイクロソフト、キャタピラー、ユナイテッド・テクノロジーズ、ジョンソン&ジョンソンなどが上昇し、アメックス、ファイザー、ビザ、コカコーラなどが下落しました。
商品相場は、NY原油先物(WTI)が供給過剰懸念の後退や株高を好感して続伸し、金先物も続伸。資源や穀物などを運ぶ、ばら積み貨物の運賃の指標となっているバルチック海運指数(BDI)は3日続落で過去最低を更新しています。
CME日経225先物(円建て)は1万8055円と、先週末の東京市場の日経平均株価の終値1万7913円と比べ140円ほど高い水準となっています。
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【2】本日の注目点と話題 **
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S&P500が過去最高値を更新、ナスダック指数はほぼ15年ぶりの高値、欧州では独DAX指数が過去最高値を更新するなど、先週末の海外の株式市場は好調な展開となっています。
なお、先週末の東京市場では、大型温浴施設を運営する極楽湯(2340)、小型モーター世界シェア5割以上のマブチモーター(6592)、シリコンウエハ大手のSUMCO(3436)、後発医薬品の東和薬品(4553)や沢井製薬(4555)などが賑いました。
その他、先週末は、マツダのベトナムでの販売台数が1万台を突破、米風力大手がソフトバンク系の開発会社を買収し日本進出、サントリー食品が最高益、パナソニックと米テスラのEV電池の米工場の稼働を1年前倒し、ホンダジェットが4月に日本で初飛行・・・などの発表がありました。また、米アップルが電気自動車(EV)の開発に着手したとの報道もあります。
◆日経平均株価と上下の節目
1万8261円 リーマンショック前の終値高値(07年7月9日)
1万8055円※CME日経先物(円建て)
1万8030円 ザラバ昨年来高値(12月8日)
1万8000円 心理的節目
1万7913円※昨日終値
1万7886円 2月SQ値
1万7799円 窓下限
本日の経済指標等は、
◎10~12月期国内総生産(GDP)速報値(発表時刻8:50)
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7~9月期は前期比年率で1.9%減でしたが、10~12月期は前期比年率で3.8%増と、3四半期ぶりのプラス成長が見込まれています。
その他、本日は1月の首都圏マンション市場動向や12月の鉱工業生産指数確報・稼働率指数の発表が予定されています。
◎本日の主な決算発表
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取引時間中は
11:00 クラレ(3405)
14:00 三菱鉛筆(7976)
取引終了後は
15:00 白洋舎(9731)
16:00 ロイヤルHD(8179)、セーラー万年筆(7992)等々
なお、今晩のNY市場はプレジテントデーの祝日のため休場です。
今週はその他、16日(月)は2月末に期限を迎えるギリシャ支援の延長について議論するユーロ圏財務相会合、18日(水)に日銀金融政策決定会合の結果発表と黒田日銀総裁の会見、および1月27~28日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表などが予定されています。
中国では18日(水)から24日(火)まで、春節(旧正月)のため7連休となります。(春節期間中は上海株式市場も休場)
観光庁が発表した2014年の訪日外国人客数は約1340万人で、全体として3割増となりましたが、中でも中国からの訪日客は241万人と、8割を超える伸びを記録。また、訪日外国人客全体の平均的な1人あたりの支出額は約15万円ですが、中国人1人あたりの消費額は約23万円と抜きん出ています。今回の春節期間も「爆買い」と呼ばれる中国人観光客のケタ違いの消費に関心が集まります。
◆今日の高島暦
< 相場の波動 > 不時の高下を演ずる日
<相場高低判断> 相場は片ずむなり
◆今日は何の日 六曜:先負
全国狩猟禁止、寒天の日、天気図記念日
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【3】心に残る名言 **
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人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。
そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、
自然なかたちで他人を大切に思うことができる。
五木 寛之
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