良いものは美しい ２月１５日(日）１６時２５分

[堅実さん]

　ここ２，３日考えたことである。本当によいものは美しいものだと。例えば、株式の罫線でも、綺麗に上昇しているのを、見つけることがある。その移動平均線が綺麗だと思う時がある。安値で買っておけば、５割とか２倍とかになっている。そしてその線の形が美しいと思うのがある。

　部屋の中でもそうだ。部屋が綺麗に片付いている時は、すっきりとした気分になる。そして心が落ち着いて、心の状態が美しいと思う時だ。その心が安定していれば、文字を書く時に乱れた文字ではなく、綺麗な文字を書いている。時々、台所でお茶碗洗いをするが、気持ちがゆったりしている時は、何となく、綺麗に洗えていると思う。

　気持ちが安定しているときは、いろいろなことに現れる。歩き方、身の動作にも現れる。これは様々な場面で現れる。入浴中でも、洗い方が優しくなる。新聞を読むときにも、落ち着いて読める。傍から見て、安定した状態なのだろう。

　美しいものは、株式投資でも現れる。そしてその結果にも出て来る。その資産配分が整っていれば、短期では利益が出なくても、長期ではそれなりの利益が出るものと思うようになった。これは投資の美学であり、生き方の美学かもしれない。

　そしてその元は、限りない創意工夫から生まれると思う。芸術品と言われるものは、何年にも及ぶ、思考錯誤から生まれたものだ。これはすごいと思うものには、過去何年にもの結果が、まとまったものである。こう考えると、急がずともよい。あわてずともよい。冷静に見ておれば、必ず、投資機会は訪れる。

　人生においてどうだろうか。年齢により異なるが、共通するものもある。身体の健康を維持しつつ、限りない研究から美しいもの、そして美しいと言われる人生があるのではと、何となく考えるこの頃である。