□ NY市場(2/10)
ダウは3日ぶりに反発。「ユーロ圏がギリシャ支援を6か月分延長する」との報道を好感して買いが先行すると、引けにかけてもジリジリと下値を切り上げる展開に。ナスダックは年初高を更新。ギリシャ懸念の緩和を受けて為替は円安が進行。原油市況は需給軟化見通しを嫌気して急反落。
NYダウ 17,868ドル +139
ナスダック 4,787 +61
為替
119.41円/ドル
135.08円/ユーロ
1.1310ユーロ/ドル
米10年債 2.000% +0.023
CME225 17,825円
NY原油 50.02 -2.84
金 1232.2 -9.3
( 補足 ) : 「ギリシャ懸念の緩和による株高」はあくまでも建て前。
月初からの米10年債利回りや原油市況の底打ち気配、先週半ばのNYダウのレジスタンスライン突破などが示唆した"需給環境の良化"こそ株高の主要因です。
経済システムの安定に非協力的なドイツと米議会による‘どんでん返し’には注意しつつも、まずは足元の好トレンドを生かす術を熟考していきたいところ。
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□ 今晩のNY : 好トレンド継続 ± ギリシャ問題
今晩の海外市場では目立ったイベントは予定されていませんので、直近の好需給の継続による買い優位の流れが本線。リスクシナリオとしては、ギリシャ問題を巡る要人発言や報道に絡めた乱高下に警戒。想定レンジは17,700~18,000ドル。
□ 明日の日本 : 年初高更新が視野に
昨日のCME225は17,800円台まで上昇していますので、今晩のNYに異変がなければ 明日は年初来高値(17,850円)更新を視野に入れた堅調スタート後、引けにかけてはEU首脳会議を前にしたポジション調整売りに押される展開がメイン。
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★ 明日の戦略 : EU首脳会議後の短期調整も視野に!
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2/3 17,300円どころまでの急落局面を"勝負どころ"とし、その後のドル円・NYダウ・日経平均のレジスタンス超えを"強気度アップ"の合図とした従来戦略の継続が正攻法。
明晩のEU首脳会議における「ギリシャ支援合意期待」が実勢よりも高まっている感がありますので、明日は買い一巡後の短期調整も念頭においた以下のスタンスで臨んでください。
・ 利益確定よりもロスカットやストレス銘柄の縮小を優先。
・ 17,400円どころまでの買い下がり。( = 日経大幅高局面での買いは控えめに & 一定の余力を維持)
好決算や急騰銘柄への刹那的な資金流入により、銘柄選択は難解さを増していますので、ポジション構成は「そつなさ」も意識。
・ ★ 5020 JXのように、世界的な需給トレンドの陽転を生かせる銘柄を軸としたら、内需系・外需系、大型・中小型などのバランスを意識。
『 一瞬のひらめき力 < 手厚い戦略力! 』