最近の先進各国の金融緩和で、先進国企業の中国シフトは鈍化した。
中国以外に転じたり本国回帰の動きも出てきている。
だから、中国の経済指標が低迷、悪化するのは当然の流れ。
これは、先進国の景気が抑えられ中国景気が過熱してきたこれまでの流れが反転しただけである。
日米欧、新興国とも緩和方向の金融政策なので、世界経済の上昇は続き、その中で、パイが中国から先進国、他の新興国にシフトしている。
今、起きているのはそういうことだから、中国指標が悪化したとて先進国の企業業績悪化にはつながらない。
中国内需が本国内需に置き換わるので、先進国企業にとってはむしろ業績増大要因だろう。
中国内需はコピー安売りの中国企業との競争にさらされやすいが、本国ではそれは起きにくいからである。