高齢者の振り込み詐欺が一向になくならない。
最近の手口は巧妙化しており受け渡しは振り込みでなく集金に来るらしい。
それにしても71歳の高齢女性が、金融庁職員を名乗った男に騙されて1億1千万円の現金を手渡すなど開いた口が塞がらない。
あれ程までに連日「詐欺に注意を」と言われているにも拘らず、こんな大金を疑わずに渡すなど、とても信じられない。
そもそも高齢者が大金を持っているのが不思議だ。うちの婆さんは1億1千万円の現金など持ってないよ![]()
お年寄りからお金を引き出して世の中に還元させる。「盗人にも三分の理」があるのか。嫌な世だね。
福岡県警若松署が26日午後5時20分に明らかにしたところによると、北九州市若松区の無職女性(71)が、約1億1000万円をだまし取られる偽電話詐欺(架空請求詐欺)事件があった。
同署の調べによると、昨年9月下旬ごろ「インターネット上で名前が登録されている。悪用されるので取り消しますか?」という電話が被害者宅にあった。女性が取り消しを依頼すると、その後、いろんな肩書や名前を名乗る男たちから「あなたのお金が不正ではないことを証明するために、預金や生命保険をまっさらにしてください」「下ろしたお金は金融庁が預かります」などと言われた。これを信じた女性は、数回にわたって現金を手渡したほか、預金通帳を預けたり、その通帳に振り込むなどして、最終的に、およそ1億1000万円をだまし取られたという。
=2015/01/26 西日本新聞=