■ テクニカル : 底打ち感が更にアップ!
3日連続で10日線を上回る安定した推移が、1/16 16,592円での底打ち感や16,800円どころでの下値抵抗感を高める格好。パラボリック買い転換もプラス要因。上値は17,500円、18,000円がそれぞれ強めの抵抗帯として意識されます。
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□ 今晩のNY : ECB次第の波乱含み
ECB理事会での量的緩和の有無と規模を睨みながら、上下に波乱含みの展開へ。
『重大イベント後のトレンドはその直前に現れる』セオリーからは リバ基調加速 → 17,800ドルトライも期待される反面、終値で17,300ドルを割り込むようなら週末のギリシャ総選挙を挟んで来週まで調整局面継続 → 17,000ドルの攻防が警戒されます。
□ 明日の日本 : 外資主導の乱高下
ECB理事会を経たNY市場なりに寄り付いた後、引けにかけても先物主導の不安定な推移が本線。
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★ 明日の戦略 : ビッグイベント後は基本順張り!
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□ 重要なのはビッグマネーの需給トレンド!
欧州経済を揺るがしうるイベントが続きますので分析好きの方にはたまらない(?)環境となっていますが、今回のECB理事会・ギリシャ総選挙ともに1か月近く市場に注目されてきただけに「サプライズ決着となる可能性は極めて低い」状況です。
よって、真に重要なのはECBの量的緩和の規模でもなければ、ギリシャ総選挙の結果でもなく、「これらをきっかけにビッグマネーのリスク志向がどのように変化するか」となります。
□ 戦略はシンプルに順張り!
その方向感は、両イベント通過後の欧米債券市場、為替(ドル・ユーロ・ルーブル)、商品市場(原油・金)などを総合的に判断する必要がありますので、週明けまで結論をお待ちいただきたいものの、明日の売買戦略に関しては「素直に今晩のNY動向に順じていく」スタンスがおススメ。
すなわち、NY急落ならギリシャ総選挙後のダメ押しも念頭に「3~5割+アルファの余力維持」、買いは基本様子見。
NY急騰なら、仮説としてお伝えしている「年初からの原油・露ルーブル安に伴うビッグマネーのポジション整理売りのピークアウト」を念頭に、空売りポジションの縮小、持ち株の押し目買い&売りすぎ注意にて対処していってください。