明日に向けて

ヒロろんさん

■ テクニカル : 反騰ムードアップ

10日線に続いて一気に20日線をも上回り反騰ムードを強める格好。5日・10日線やストキャス(13日)のゴールデンクロス、MACD陽転などの強気サインも点灯間近。週末にかけて17,500円どころまで切り上がってくる均衡表の雲の上限に対する抵抗感が注目されます。

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□ 今晩のNY : 買い優勢 ± 一般教書演説

休日中の海外市場の経過を好感した17,500~17,650ドルレンジでの買い方優位の展開が本線。

リスクシナリオとしては、オバマ大統領の一般教書演説を受けた下ブレ = 富裕層増税への言及をウォールストリートが拒絶した場合の17,400ドル割れに警戒したいところ。


□ 明日の日本 : 波乱含み

NYに異変がなければ、本日のテクニカル良化が買い安心感を高めつつ、ECB理事会を前に積極的な上値追いも限定的となる直近高値圏(17,200~17,400円)での持ち合いがメイン。

リスクシナリオとしては・・・、本日の買い仕掛けの反動にて先物での短期筋の売り圧力は高まっているだけに、(1)オバマショックによる寄り付きからの急落、(2)日銀の現状維持による午後からの急落の双方をケア。

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★ 明日の戦略 : 日欧中銀への期待値の高さに警戒!
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日経平均は火曜日にして‘週初の展望’でお伝えした想定レンジ上限である17,300円台に到達。

『ビッグイベント後のトレンドは直前に現れる』セオリーを踏まえれば過度の慎重策もリスキーですが、日銀・ECB会合に対するハードルの高さ、混乱不可避のギリシャ情勢などを踏まえれば、現状で強引な勝負を仕掛けるのは時期尚早。

「好トレンドを維持している持ち株の売りすぎ注意」にて想定外の上ブレに備えたら、明日の乱高下での買いは極力控え、少なくとも3割前後の余力は維持したうえで午後の日銀会合、引け後のECB理事会の結果と反応を見極めていってください。
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