ユリッチさんのブログ
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雪の選挙
今朝新聞を取りに行って硬直。玄関まで雪に埋まっていました! ゆうべもあんなに必死に雪かきしたのに、つけた道などあとかたもありません。
ちょっと参ってしまいました。私のやる気が雪に埋もれてしまい、風邪もまだグズグズ居座っているので、布団にもぐりこんでふて寝を決め込んでしまいました。
ガツ、ガツ、ガツ。。。。
淡い夢の世界にプチンと穴があいて、そこから冷ややかな現実の音が一気に入り込んできて飛び起きました。まさかと思って玄関のドアをあけたら、母が外で一生懸命雪をかいていました。目一杯着込んでコートの上に更に綿入り半纏まで羽織り、着だるまが脇に積み上げた雪山と共に転がりそうな勢いです。
「おかあさん、腰悪いのに何してるの!」
つららの先をいっぱい含んだ私の怒声で痛そうに振り返ったときの母の、なんとも言えないその表情。イタズラを見つかったときの子供のような、バツの悪そうな下手な私の落書きみたいな半端な笑顔。
「だって。。。ユリッチ風邪だし、少しでもやってあげようと思って。それにね、家で動かないでいるより腰の調子いいんだよね。もう終わったからね、怒らないでね、ほら、カイロもこんなに貼ってるし」
確かに胸やお腹に大判4枚も貼っていました。。。。背中と腰もで、しかもうまく貼れずにみんなヨレヨレに。。。。
私が100の小言を飲み込んだ要因はほかにもありました。雪かきのうまさが半端ではなかったのです。短時間で私よりいい仕事を成し遂げた母に、これからずっと頼もうかと一瞬思ったほどでした。
部屋で、熱々の甘酒を一緒に飲みました。
「もうすぐ春がくるからね」
母の言葉に甘酒が、涙でしょっぱくなりました。幸せなこのひととき、いつまでもとどまっていてほしいと切実に思いましたが。。。。
「あれ、今日は選挙でなかったか?」
母の言葉でまたもや私は、現実に呼び戻される羽目になりました。
こちらは晴天、雪かきは免除されてホッとしたのも束の間、地面が凍って氷を割らなければならなくなりました。いつまで経っても負担が減らないのは株と同じですが、ライトUPさんのエールで奮い立ちました。おかげで玄関のタイルもろとも凍った雪を割ることができました。
春になったら下手なDIYをやる目標もできました。前も実はやらかしています。タメ息。
(* ̄∇ ̄*)