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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17257.40(-155.18)▼0.89%
◎TOPIX
1397.04(- 9.79)▼0.70%
◎売買高概算 22億9316万株
◎売買代金概算 2兆5128億円
◎時価総額 501兆2078億円
◎値上り銘柄数 564
◎(年初来)新高値 22
◎値下り銘柄数 1183
◎(年初来)新安値 14
◎変わらず 101
◎騰落レシオ(25日)104.53%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-0.73%
75日線比+6.16%
◎為替
(対ドル) 118.08
(対ユーロ)147.06
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
203.6円(- 1.4円)139,369千株
2.ユニチカ <3103>
63円(+ 2円) 95,400千株
3.三菱UFJ<8306>
670.0円(-10.4円) 63,764千株
4.マーベラス<7844>
2159円(+ 160円) 40,718千株
5.神戸製鋼 <5406>
197円(- 1円) 38,149千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
12920円(- 240円)154,650百万
2.トヨタ自 <7203>
7481円(- 42円)105,042百万
3.マーベラス<7844>
2159円(+ 160円) 83,984百万
4.ソフトBK<9984>
7311円(- 110円) 58,441百万
5.三菱UFJ<8306>
670.0円(-10.4円) 42,666百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1120万株 買い830万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続安、前日比155円(0.89%)安の1万7257円で取引終了です。
ギリシャ政局不安に加え、原油安から世界的な景気鈍化も意識されて昨晩のNYダウは268ドルの大幅安。円相場が1ドル=117円台後半の円高に振れたことも嫌気され、東京市場は朝方から幅広い銘柄に売りが先行。9:29には下げ幅が368円となって1万7043円と1万7000円に急接近する場面がありました。ただ、売り一巡後は先高期待からの押し目買いが入り、下げ幅を縮小しています。売買代金は概算2兆5128億円、上海総合指数は14ポイント安の2925です。
尚、12月第1週(1~5日)の投資家別株式売買動向が発表され、外国人は2週ぶりに買い越し。買越額は3851億円となっています。前の週は1107億円の売り越しでした。個人は7週連続の売り越しで売越額は2999億円です。信託銀行は3週連続で買い越しで買越額は1593億円となっていま
す。
業種別では、全般安の中にあって空運、陸運が高く、銀行、証券、石油、鉄鋼、不動産、精密などの下げが目立ちます。
個別銘柄では、業績好調の森永製菓が18円高の304円と値を上げ、年初来高値更新。低位で手がけやすく、また配当利回り妙味もあることからNISA(少額投資非課税制度)を利用した資金も流入している模様です。
食品株では、マヨネーズ・ドレッシングで国内首位のキューピーも63円高の2101円、昆布・煮豆の総菜食品でトップのフジッコが29円高の1847円といずれも年初来高値を更新しています。
相場全般安の中にあって、値動きの軽いスマートフォン向けなどゲーム関連株に短期の値幅取りの買いが入っています。マーベラスが160円高の2159円、コロプラが207円高の2952円、KLabが27円高の1320円となっています。
スカイマークが34円高の305円と12%を超える大幅高、これで7日連続高となります。15年1~2月にも投資ファンドを引き受け先とする第三者割当増資を検討と報じられ、材料視した買いが入っています。提携交渉中のJALに続くANAへの支援要請と合わせ、経営難乗り切りへの期待感に繋がっています。
ファストフード向けカット野菜を手掛けるデリカフーズが大幅高、129円高の1039円と年初来高値を更新です。昨日の引け後に東証1部への指定変更が決まったことを発表。東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄となるため、新たに同指数と連動した運用を目指すファンドに組み入れられるとの思惑から先回り的な買いが入っています。
その他、三越伊勢丹が18円高の1489円、象印マホービンが3円高の783円、東京外環道トンネルを受注するなど土木に強い大豊建設が25円高の515円、無印良品を手掛ける良品計画が550円高の1万4100円、JALが120円高の3840円、病院向け生体情報モニターの日本光電が300
円高の6320円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、森永菓、キューピー、フジッコ、トリドール、ファンケル、住友精密、エフピコ、テレ東、松竹・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・エアバッグ問題、国内8ブランド計305万台リコール
・11月の都心オフィス空室率、5年10カ月ぶり低水準
・10月の機械受注は5カ月ぶりのマイナス 判断は維持
・12月第1週の部門別動向、海外勢は2週ぶり買い越し
・公募投信の純資産総額、6カ月連続で過去最高 11月
・月島機械、独の工業用ろ過機メーカーを30億円で買収
・キヤノン、20円増配で年150円配当に 業績好調で
・世界の航空業界の利益、来年過去最高に 燃料費安貢献
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【3】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(6326)クボタ 2,100→ 2,200円
据置き A
(6902)デンソー 5,600→ 6,400円
[クレディS証券]
据置き A
(4063)信越化学 7,500→ 9,000円
引下げ B→C
(3436)SUMCO 1,150→ 1,400円
[野村証券]
据置き A
(6920)レーザーテック 1,337→ 1,537円
据置き A
(8303)新生銀行 250→ 270円
据置き A
(8308)りそな 690→ 750円
[SMBC日興証券]
新 規 A
(2181)テンプHD 4,500円
新 規 A
(4849)エンジャパン 2,400円
新 規 A
(9744)メイテック 4,000円
[三菱UFJMS証券]
新 規 A
(5232)住友大阪セメント 485円
新 規 A
(5233)太平洋セメント 480円
[みずほ証券]
据置き A
(1925)大和ハウス 2,300→ 2,650円
据置き A
(1928)積水ハウス 1,800→ 1,950円
引上げ B→A
(4921)ファンケル 1,120→ 1,900円
据置き A
(7451)良品計画 15,000→17,800円
[大和証券]
引上げ 3→2
(1824)前田建設 1,000→ 1,060円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】ウォール街の格言 **
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下記は1920年~30年代に活躍した経済評論家ハーバード・カッソン著の「金銭の保全と利殖法」のなかにある10項目の教訓で、耳にされたものもあるかと思いますが改めてご紹介させていただきます。もちろん現在の株式投資においても大いに参考になるはずです。
1.知っているものだけ買え。
2.「話」に投資せず、「物」に投資せよ。
3.機会の前髪をつかめ。
4.麦わら帽子は冬買うもの 。
5.安全第一では利殖家にはなれない。
6.富豪になった人は借金を利用した。
7.不振産業のなかから優良株を買え。
8.不況の時こそ、その業界代表株を買え。
9.高く売るより、早く売れ。
10.株式市場は世論の代表者である。
※6は借金をせよという意味ではありません。念のため。
※9は欲張りは禁物、失敗には素早く対応しろという意。
明日は先物とオプションの清算が重なる3カ月に一度の「メジャーSQ」です。
過去にメジャーSQが相場の転換点となったケースが幾度となくありますので
要注目です。