概況

ヒロろんさん


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17912.62(+ 33.07)△0.18%

□ナスダック       
4774.47(+ 18.66)△0.39%

□S&P500      
2074.33(+  7.78)△0.38%

□ダウ輸送株       
9130.76(+ 71.63)△0.79%

□半導体株(SOX)    
695.28(+ 13.93)△2.04%

□NY原油先物(1月限)   
67.38(+ 0.50)

□NY 金先物(2月限) 
1208.70(+ 9.30)

□バルチック海運指数   
1079   (-40)

□為替      
(対ドル)119.81 
(対ユーロ)147.47

□CME日経225先物 
17910(+160)※大証比



 3日のNY株式市場は堅調に推移し、ダウ、S&P500ともに過去最高値更新です。

 金曜日発表の雇用統計を占う上で注目度の高いADP全米雇用報告がこの日朝方発表され、非農業部門の雇用者数は増加したものの増加幅は市場予想を下回りましたが相場への影響は限定的。

 一方、米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことや、翌日の理事会で欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に動くとの期待が相場を支援しました。

 米連邦準備理事会(FRB)が午後に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は米経済の拡大が続いているとし、先行きについても楽観的な見方を維持したことが安心感につながり指数は引けにかけてやや上げ幅を拡大しました。

 ダウは続伸し、ザラ場および終値での過去最高値を連日で更新。S&P500も過去最高値更新です。

 業種別では、素材、エネルギー、資本財などの上昇が目立つ一方、生活必需品、通信などが軟調でした。

 個別銘柄では、アプライド・マテリアルズやエヌビディアなどの半導体関連株が上昇し、主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が年初来高値を更新、2011年6月以来、約13年6カ月ぶりの高値水準に上昇しまし。金など商品相場の下げ一服でフリーポート・マクモランなどの鉱山株が反発。AKスチールやUSスツールなどの鉄鋼株の上昇も顕著でした。

 利益見通しを下方修正したカジュアル衣料品のアバクロンビー&フィッチは安寄り後、悪材料出尽くしとの見方から上昇転換。11月の既存店売上高の伸びが市場予想を上回ったドラッグストアのウォルグリーンが堅調だった一方、同業のCVSケアマークが下落。年末商戦での苦戦が伝えられた家電量販店の
ベストバイが値下がり、ウォルマートやアマゾンなども下げました。

 ダウ構成銘柄では、ゼネラル・エレクトリック、ユナイテッド・テクノロジーズ、IBM、スリーエムなどが上昇した一方、アメリカン・エクスプレス、コカコーラ、プロクター&ギャンブル、ウォルマート、AT&Tなどが下落しています。

 NY原油先物(WTI)は反発。週間の在庫統計で原油在庫が大幅に減少したことから買いが優勢となりました。原油の上昇を横目に金先物も反発しました。バルチック海運指数(BDI)は下げ幅を拡大し9営業日連続下落です。

 CME日経225先物は、円建ては17910(大証比160円高)、ドル建てが17930(同180円高)で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 = NYダウ、史上最高値更新! =

 昨晩のNYダウは、前日比33ドル高の1万7912ドルと2日連続で史上最高値を更新しています。

 シカゴ日経平均先物は1万7910円と昨日の東京市場の日経平均株価1万7720円と比べて190円高い水準となっています。

 = SP500、史上最高値更新! =

 S&P500種指数は、前日比7.78ポイント高の2074.33と11月26日以来、4日ぶりに史上最高値を更新しています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=119円79銭前後(昨日16:00台は119円28銭)と円安が進行しています。米国の景気回復期待を背景に、先行きの米利上げを意識した円売り・ドル買い(円安・ドル高)の動きが強まっています。一時119円86銭を付け、07年7月25日以来、約
7年4ヵ月ぶりの円安・ドル高水準となる場面がありました。

 対ユーロは1ユーロ=147円46銭前後(同147円59銭)で推移しています。

 NY原油は、前日比0.50ドル高の1バレル=67.38ドルとなっています。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が前週比370万バレル減と市場予想の130万バレル増に反して減少したことを受け、買いが入っています。

 NY金価格は、前日比9.3ドル高の1トロイオンス=1208.7ドルとなっています。


 昨日の日経平均株価は4日連続高、前日比57円高の1万7720円と連日で年初来高値を更新しています。

 寄付前の外資系証券6社の注文状況は、差し引き1130万株の買い越しとなっています。1000万株以上の買い越しは、11月17日(1980万株)以来、約1ヵ月ぶりとなります。

 東証1部の売買代金は2兆6886億円と24日連続で2兆円を上回っています。

 本日は、11:00に11月の車名別新車販売台数が発表されます。10月は、トヨタのハイブリッド車(HV)「アクア」が2ヵ月ぶりに首位となっています。販売台数は1万8031台と前年同月から9.8%減っています。2位はダイハツの軽乗用車「タント」で同2.8倍の1万6237台、3位はホンダの軽「N-BOX」で同20.5%減の1万3988台となっています。尚、ランキング上位10車の中に軽乗用車は6車入っています。

 15:00に11月第4週(11月25日~11月28日)の投資部門別売買動向が発表されます。11月第3週(11月17日~11月21日)の外国人投資家は5週連続で買い越し、買越額は1317億円(前週は4684億円の買い越し)となっています。年金基金の動向を反映する信託銀行は3週ぶり
に買い越し、買越額は918億円(前週は57億円の売り越し)となっています。

 一方、個人投資家は5週連続で売り越し、売越額は1465億円(前週は6523億円の売り越し)となっています。

 海外では、英中銀金融政策委員会(2日目・最終日)、欧州中央銀行(ECB)理事会、ドラギECB総裁の会見などが予定されています。


◆主なニュース

・自民、300議席うかがう 衆院選序盤情勢、日経調査

・送電線使用の割引検討 経産省、家庭向け販売参入促進

・「強いドル」鮮明に 14年、主要通貨で上昇率が最大

・はやぶさ2、打ち上げ成功 小惑星探査へ予定軌道投入

・ソフトバンク、300億円出資へ 東南アのスマホ配車

・三菱自、全店に急速充電器 EV普及へ16年700店

・コマツ、インドに油圧ショベル新工場 インフラ整備に

・ソニー、プレステ「進化」に力 番組配信など用途拡大

・ホンダ、全米でリコール エアバッグの欠陥巡り公聴会

・欧州の次期ロケット、費用半減 価格破壊が世界に波及



◆経済指標等

・対内証券売買契約(週間、財務省)
・車名別新車販売(11月、自販連と全軽自協)
・部門別売買動向(週間、東証)

・米企業人員削減数(11月)
・米新規失業保険申請件数(週間)


◆その他

・14~15年度の企業業績見通し(大和証券、野村証券)

・英中銀金融政策委員会(結果発表)
・欧州中央銀行(ECB)理事会(結果発表)
・ECB総裁が記者会見




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【3】心に残る名言                        **
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 ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。

      
 ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。

        
 同じ言葉が人によって高くも低くもなる。


                    

   夏目 漱石
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