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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17720.43(+ 57.21)△0.32%
◎TOPIX
1429.75(+ 1.90)△0.13%
◎売買高概算 25億1859万株
◎売買代金概算 2兆6886億円
◎時価総額 512兆6646億円
◎値上り銘柄数 822
◎(年初来)新高値 242
◎値下り銘柄数 884
◎(年初来)新安値 3
◎変わらず 138
◎騰落レシオ(25日)135.19%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+4.20%
75日線比+10.26%
◎為替
(対ドル) 119.28
(対ユーロ)147.59
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
205.5円(+ 0.5円)137,460千株
2.ユニチカ <3103>
64円(+ 1円) 97,591千株
3.新日鉄住金<5401>
318.7円(+10.9円) 69,274千株
4.三菱UFJ<8306>
689.8円(+ 1.2円) 65,635千株
5.アイフル <8515>
463円(+ 13円) 51,176千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13590円(+ 60円)141,515百万
2.トヨタ自 <7203>
7592円(+ 65円) 99,018百万
3.マーベラス<7844>
1987円(+ 181円) 87,305百万
4.ソフトBK<9984>
7813円(- 27円) 53,069百万
5.三菱UFJ<8306>
689.8円(+ 1.2円) 45,264百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1030万株 買い2160万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日連続高、前日比57円(0.32%)高の1万7720円と連日で年初来高値を更新して取引終了です。
11月の新車販売好調を好感して昨晩のNYダウが102ドル高で史上最高値を更新したこと、円相場が1ドル=119.20円前後の円安水準で推移していることを好感して朝方から買いが先行、10:04には上げ幅が218円となる場面がありました。ただ、買い一巡後は騰落レシオが昨日現在で142
%となっていること、日経平均の25日移動平均線からの上方乖離率が5%近くに達するなど短期的な過熱感が意識され、引けにかけて徐々に上げ幅を縮小しています。売買代金は概算2兆6886億円、上海総合指数は連日で上昇、15ポイント(0.5%)高の2779となっています。
業種別では、鉄鋼、繊維、証券、空運、非鉄などが高く、紙パ、陸運、保険、情報通信、医薬品などが下げています。
個別銘柄では、西日本を中心に持ち帰り弁当店の「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイが13円高の928円と値を上げています。一部弁当メニューの価格を10~30円引き上げると報じられており、円安進行による食材費や人件費の上昇分を吸収することによる利益率の改善を期待した買いが入って
います。
ヤマハが11日連続高で42円高の1851円と連日で年初来高値更新。為替相場の円安・ユーロ高基調を背景に通期の業績上方修正が高まっており、継続的な買いが入っています。ユーロに対して1円円安になった際の通期の営業利益押し上げ効果は3億6000万円であり、足元の為替相場は1ユーロ=1
47円前後であり、下期見通しの1ユーロ=135円に対して大幅に円安水準で推移しています。
神経系・消化器系に強く、認知症薬も手掛けるエーザイが223.5円高の4467.5円と値を飛ばしています。3月に米医薬品大手のバイオジェン・アイデックと認知症治療薬の共同開発契約を締結しており、昨日にバイオジェンが治療薬の治験段階が進んでいると発表したことで将来の収益寄与を期待し
た買いが入っています。
鉄鋼株が軒並み上昇。JFEが36円高の2653.5円と連日で年初来高値更新、神戸製鋼も7円高の204円と年初来高値更新、新日鉄住金も10.9円高の318.7円と値を飛ばしています。円安・ドル高が進むことで韓国や中国などからの輸入が減り、国内各社の競争力が高まるとの期待感から継続した買いが入っています。
高炉4位でステンレスに強い日新製鋼が77円高の1176円と上昇。連結配当性向を数年かけて3割程度に引き上げていく方針と報じられ、14年3月期に配当性向は8%にとどまっていたために株主還元の強化を期待した買いが入っています。
その他、旅客機用の化粧室・厨房設備で世界大手のジャムコが72円高の2966円、ジェネリックの日医工が50円高の1905円、ファナックが130円高の2万0410円、セラミックコンデンサー世界トップの村田製作所が95円高の1万3270円、炭素繊維の東レが16.1円高の952.6円と
年初来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、大和ハウス、積水ハウス、伊藤ハム、アサヒ、キッコーマン、東洋水産、日清紡、サンマルク、東レ、旭化成、住友化学、日産化学、電通、日医工、関西ペ、コマツ、日立建機、パナソニック、TDK、村田製作、トヨタ、川重、ユニチャーム、郵船・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・NY株最高値、原油安も経済に追い風 米利上げ前倒し観測
・11月の米新車販売、13年ぶり高水準 燃料費安も追い風
・米ゼロ金利維持「相当な期間」削除近づく FRB幹部表明
・小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げに成功 予定の軌道に
・官房副長官、日本の大手金融機関格下げ「健全性に問題ない」
・ガソリン給油所価格、20週連続値下がり 12月1日時点
・トヨタ、エアバッグ問題で日米欧メーカーに調査を呼びかけ
・サイバーマンデーの売上高、前年比8.5%増 IBM調査
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【3】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(7532)ドンキホーテ 7,300→ 8,200円
据置き A
(6861)キーエンス 63,500円
[UBS証券]
引上げ B→A
(6770)アルプス電気 1,900→ 2,800円
据置き A
(6981)村田製作所 14,000→15,300円
据置き A
(9843)ニトリ 7,000→ 8,800円
[SMBC日興証券]
据置き A
(4612)日本ペイント 2,630→ 3,600円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(9616)共立メンテナンス 5,840→ 6,780円
引下げ B→C
(6753)シャープ 280→ 240円
[みずほ証券]
据置き A
(7762)シチズン 950→ 1,100円
据置き A
(6302)住友重機 650→ 740円
[大和証券]
引下げ 3→4
(2593)伊藤園 1,500円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】株価と出来高 **
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株式相場を見る場合、株価の動きにのみ関心が行きがちですが、それ以外にも出来高の変化も重要な指標です。
株価の変動には必ず出来高などのボリュームの盛衰を伴うため、「出来高は相場の影」とも言われます。出来高は市場のエネルギーそのもので、相場の過熱時には増加し、低迷時には減少する傾向があります。
また、相場がボックス圏(一定のレンジ内で株価が推移すること)から上に放れるようなとき、やはり出来高増を伴います。
例えば、ボックス圏での値動きが長期にわたった場合、その期間中の累計の出来高もかなり多くなります。株価がボックス圏を上に放れるということは、理屈としては、ボックス圏で買った人が利食いになるということであり、当然、株価がボックス圏の上限を超えてきた場合、利食い売りやボックス圏が続いていると判断する向きの売りが出やすくなります。ボックス圏を上に抜ける場合にはそれらの売りをこなしながらの株価上昇となるため出来高が大幅増となります。
このように、相場がその方向性を変えようとするときは出来高増を伴いますので、株価の位置と同様、出来高の変化にも注意が必要です。
ちなみに出来高と似たような指標に、売買単価に出来高をかけて求める売買代金というものがあります。
出来高が同じでも、売買単価が安ければ売買代金は低くなります。日経平均のような指数を見る場合、出来高が多くても、売買代金が低ければ、その日は安い株価の銘柄が多く取引されたと判断することができます。
最後に米新車販売台数が11月としては13年ぶりの高水準を記録し、年間を通した販売台数も7年ぶりに1600万台を超えることが確実とみられています。好調の背景にはガソリンの値下がりがあり、販売の内訳を見ますと小型車が低迷した反面、ピックアップトラックやSUV(多目的スポーツ車)など大型車の
販売が急増しています。ちなみに、日本においてもガソリンの値下がりが続いており、円安の影響もあって緩慢ではありますが、店頭価格は20週連続の下落となっています。