概況

ヒロろんさん
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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17776.80(- 51.44)▼0.29%

□ナスダック       
4727.35(- 64.28)▼1.34%

□S&P500      
2053.44(- 14.12)▼0.68%

□ダウ輸送株       
8948.96(-249.24)▼2.71%

□半導体株(SOX)    
676.69(-  9.05)▼1.32%

□NY原油先物(1月限)   
69.00(+ 2.85)

□NY 金先物(2月限) 
1218.10(+42.60)

□バルチック海運指数   
1137   (-16)

□為替      
(対ドル)118.36 
(対ユーロ)147.57

□CME日経225先物 
17535(- 35)※大証比



 週明け1日のNY株式市場は反落。中国や欧州の経済指標が予想を下回ったことや米年末商戦が予想外に低調な滑りだしだったことが相場を圧迫しました。

 1日に発表された中国とユーロ圏の11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が低調な内容だったことに加え、全米小売業協会(NRF)が発表した感謝祭当日を含む年末商戦序盤4日間の売上高が期待に反して前年同期比11%減と大幅に減少したことから投資家が悪化しました。

 先週末の相場でダウが過去最高値を更新していることもあって、目先の利益を確定する売りでダウの下げ幅は一時100ドル超に拡大する場面がありましたが、米供給管理協会(ISM)発表の11月の製造業景況感指数が市場予想ほど悪化しなかったことを受けて下げ渋り、原油相場の大幅反発でエネルギー
株が上げ幅を拡大したことからダウは下げ幅を縮小しました。

 ハイテク株の比率が高いナスダックは7営業日ぶりに反落。アップルやアマゾンの下落が重石となりやや大きな下げ幅となっています。

 業種別では、運輸、テクノロジー、資本財、一般消費財、素材などが下落した一方、エネルギーが上昇しました。

 個別銘柄では、原油相場が切り返したことからエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株が上げ幅を拡大し指数を下支え。金相場の反発を受けてニューモント・マイニングやバリックゴールドなどの産金株も大幅高。アナリストが投資判断と目標株価を引き上げた農機のディアなどにも買いが入りまし
た。
 
 一方、年末商戦の滑り出しが予想に反して低調だったことからウォルマートやターゲット、JCペニーやメーシーズなどの小売株が下落。ネット通販最大手のアマゾンも売られ、コーチやティファニー、ナイキなどの消費関連株も軟調。また、アップルが一時大きく値を下げナスダック指数を圧迫しました。

 世界的な景気動向に敏感なキャタピラーやボーイングなどが下落。需要の低迷で原油や石油製品関連の輸送量が減少するとの懸念からユニオンパシフィックやCSXなどの鉄道株が下げ、原油相場が急反発したことでユナイテッド・コンチネンタルなどの航空株も下げています。

 ダウ構成銘柄では、シェブロン、エクソンモービル、マイクロソフトなどが上昇した一方、ゼネラル・エレクトリック、ナイキ、キャタピラー、ウォルマート、ボーイングなどが下げています。

 NY原油先物(WTI)は、時間外取引で一時63ドル台と、およそ5年4カ月ぶりの安値をつけましたが、その後は値ごろ感からの買いで急反発し、5営業日ぶりに上昇しました。金先物も3営業日ぶりに大幅反発となっています。バルチック海運指数(BDI)は7営業日続落です。

 CME日経225先物は、円建ては17535(大証比35円安)、ドル建てが17550(同20円安)で取引を終了しました。




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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前週末比51ドル安の1万7776ドルと3日ぶりに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万7535円と昨日の東京市場の日経平均株価1万7590円と比べて50円ほど安い水準となっています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=118円33銭前後(昨日16:00台は118円84銭)、対ユーロは1ユーロ=147円56銭前後(同147円96銭)といずれもやや円高に振れています。

 NY原油は大幅高、前週末比2.85ドル高の1バレル=69.00ドルと11月21日以来、5日ぶりに上昇しています。売られ過ぎとの見方から買い戻しが入っています。

 NY金価格は大幅高、前週末比42.6ドル高の1トロイオンス=1218.1ドルと3日ぶりに上昇しています。終値ベースで10月29日以来、約1ヵ月ぶりに1200ドル台を回復しています。


 昨日の日経平均株価は、前週末比130円高の1万7590円と11月14日に付けた年初来高値1万7490円を更新して取引終了です。終値ベースで1万7500円台は乗せは2007年7月以来、約7年4ヵ月ぶりとなります。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は、ともに4日ぶりに年初来高値を更新しています。

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは昨日、日本の長期国債の格付けを1段階引き下げたと発表しています。これまでの「Aa3」から、上から5番目の「A1」になります。消費税の再増税の先送りで、財政健全化目標の達成に不確実性が高まったことなどを理由としています。

 大手百貨店が昨日発表した11月の既存店売上高・速報値は、5社のうち4社で前年同月を上回っています。阪急阪神は前年同月比3.9%増、三越伊勢丹は0.7%増、高島屋は0.6%増、そごう・西武は0.1%増。一方、大丸松坂屋は0.2%減となっています。

 JTBは昨日、年末年始(12月23日~1月3日)に旅行に出かける人が、国内、海外の合計で3045万人となり、2年連続で3000万人を上回るとの見通しを発表しています。

 本日は衆議院選挙の公示日となります。投開票は14日。今回の選挙では、与党側が安倍政権の経済政策「アベノミクス」の推進を前面に掲げているのに対し、野党側は経済政策に加えエネルギー政策などの政策課題も積極的に争点として取り上げる構えです。

 海外では、豪州準備銀行理事会、インド準備銀行金融政策決定会合、北大西洋条約機構(NATO)外相理事会(ブリュッセル)、11月の米新車販売台数の発表などが予定されています。



◆主なニュース

・党首討論会、アベノミクス評価巡り論戦 日本記者クラブ

・7~9月GDP改定値、上方修正の見方 設備投資上振れ 

・銀行振込午後6時まで 大手は夜間・土日も 18年メド

・日韓「政冷」下で連携探る 朴大統領「貿易萎縮は残念」

・パルコ、事業アイデアへの資金募る 消費者から少額投資

・川重、ボーイング次期大型機の生産省力化へ約250億円

・タイ大洪水から3年、工業団地8割再開 防災・効率向上

・香港高裁、占拠禁止命令を下す 民主派の内部から撤退論



◆経済指標等

・日銀当座預金増減要因見込み(12月、日銀)
・マネタリーベース(11月、日銀)
・毎月勤労統計(10月速報、厚労省)

・米チェーンストア売上高(週間)
・米新車販売台数(11月)
・米建設支出(10月)


◆その他

・衆院議員総選挙の公示

・市場変更 
As─meエステール(7872)東2→東1

・決算発表 
三井ハイテック(6966:ICリードフレーム大手)

・国内ユニクロ売上高(11月、ファストリ)




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【3】心に残る名言                        **
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 強さは「肉体的な力」からくるのではない。

         
 それは「不屈の意志」から生まれる。


                 
  マハトマ・ガンジー 
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