本日の市況

ヒロろんさん


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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
17590.10(+130.25)△0.75%

◎TOPIX  
1421.65(+ 11.31)△0.80%

◎売買高概算  20億2362万株
◎売買代金概算  2兆1972億円
◎時価総額  509兆4662億円

◎値上り銘柄数 1174   
◎(年初来)新高値 219
◎値下り銘柄数  522   
◎(年初来)新安値   5
◎変わらず    145

◎騰落レシオ(25日)142.16%

◎カイリ率(日経平均)
25日線比+4.59%   
75日線比+9.90%

◎為替  
(対ドル) 118.84  
(対ユーロ)147.96

◎出来高上位

1.みずほ  <8411>
204.3円(- 0.2円) 94,675千株

2.ユニチカ <3103>   
62円(±   0円) 69,021千株

3.三菱UFJ<8306>
690.0円(+ 3.6円) 48,474千株

4.ANA  <9202>
303.8円(+11.6円) 45,460千株

5.マーベラス<7844> 
1790円(+ 190円) 40,238千株

◎売買代金上位    (円)

1.日経レバE<1570>
13410円(+ 200円)115,346百万

2.マーベラス<7844> 
1790円(+ 190円) 69,834百万

3.トヨタ自 <7203> 
7429円(+ 115円) 69,327百万

4.ソフトBK<9984> 
7966円(+   3円) 46,299百万

5.ソニー  <6758> 
2640円(+  40円) 35,553百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り610万株 買い860万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が連日で上昇、前週末比130円高(0.75%)の1万7590円と11月14日に付けた年初来高値を更新して取引終了です。1万7500円台乗せは07年7月以来、約7年4ヶ月ぶりとなります。

 週末のNYダウが0.49ドル高と小幅高ながら史上最高値を更新したこと、加えて原油価格が1バレル=66.15ドルと一段安となり、約5年2ヶ月ぶりの安値水準となったことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。買い一巡後は伸び悩む場面もありましたが、円相場が一時1ドル=119円台となるなど円安が進行していることも買いを誘い、引けにかけて再び上げ幅を広げています。売買代金は概算2兆1972億円、上海総合指数は2ポイントの小幅安で2680です。

 業種別では、空運、精密、自動車、ゴム、土石、電機、海運、鉄鋼、医薬品などが高く、石油、非鉄、商社などが下げています。

 個別銘柄では、米年末商戦が好調でキヤノンが104.5円高の3906円、ソニーが40円高の2640円と値を上げ、いずれも年初来高値を更新。世界最大の小売業である米ウォルマート・ストアーズなどが11月28日、稼ぎ時である年末商戦の滑り出しが好調と発表。キヤノンやソニーなど米国での販売を収益源とする銘柄に物色の矛先が向かっています。

 ウォルマートには前年の1000万人を大幅に上回る2200万人が感謝祭当日の11月27日に来店。ディスカウントストアのターゲットの同日のインターネット販売は過去最高を記録しています。

 ブリヂストンが42.5円高の4122円と値を上げ、15年ぶりに上場来高値を更新。NY市場で原油先物相場が日本時間1日の時間外取引で一段と下げ、1バレル=65ドルを4年半ぶりに下回っています。円安進行と併せて原油安を背景に収益拡大期待に繋がっています。東洋ゴムも89円高の2519円、横浜ゴムも27円高の1119円といずれも年初来高値更新です。

 ハウス食品が109円高の2102円と値を上げ、年初来高値更新。11月28日の引け後に一部商品の値上げを発表し、材料視した買いが入っています。マルちゃんの東洋水産が75円高の4095円、ビール類シェア首位のアサヒが36.5円高の3739円、最高益の明治HDが330円高の1万0980円、サンマルクが150円高の6700円といずれも年初来高値更新です。

 NC(数値制御)装置世界首位のファナックが240円高の2万0260円、東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが360円高の2万6190円といずれも年初来高値を更新、物流の山九が26円高の490円、半導体向け特殊ガス好調の関東電化が55円高の672円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、長谷工、積水ハウス、明治HD、サッポロ、アサヒ、キリン、ハウス食、東洋水産、日清紡、サンマルク、クラレ、旭化成、関東電化、日本触媒、ブリヂストン、日ペ、関ペ、オリエンタルランド、日立、東芝、パナソニック、ソニー、トヨタ、川重、IHI、マツダ、富士重工、セブン銀行、京成電、JAL、ANA、日本空港ビル・・・等々です。




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【2】主な材料                          **
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・日経平均が年初来高値 一時7年4カ月ぶりの高値

・7~9月の設備投資、増加率が拡大 法人企業統計

・11月の新車販売、前年比9%減 5カ月連続減少

・年間ベストセラー、「妖怪ウォッチ」本が総合首位

・ホンダ、小型セダンハイブリッド「グレイス」発売

・伊藤園の15年4月期、増益見通しから一転減益に

・11月の中国製造業景況感指数、2カ月連続で低下

・NY原油、一時64.10ドル 5年4カ月ぶり安値




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【3】主な投資判断                        **
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[JPモルガン証券]
 据置き   A
(5401)新日鉄住金  370→ 430円
 据置き   A
(5411)JFE  2,900→ 3,300円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A
(4902)コニカミノルタ   1,400→ 1,600円
 据置き   A
(7203)トヨタ  8,000円

[野村証券]
 据置き   A
(2413)エムスリー 2,200→ 2,500円

[SMBC日興証券]
 据置き   B
(7282)豊田合成  2,000→ 2,350円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A
(3397)トリドール  1,300→ 2,000円

 引上げ BA
(6869)シスメックス   3,560→ 6,040円

 引下げ A→B
(9766)コナミ  3,010→ 2,420円

[大和証券]
 据置き   2
(7203)トヨタ  8,300円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】見切りと前始末                       **
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 株式投資において「見切る」という場合は「損切る」と言う意味で使われことが多く、建て玉を落とす場合などは単に「切る」という使われ方をします。腐った部分を切り落とすイメージです。

 商売の道でも「見切り売り」との言葉があります。もともとはこちらが先で、昔の商人は在庫のことを「死物」と呼び、旬を過ぎた商品は元値を多少割ってでも売りに出すことで、品物や資金の回転を良くするという考え方がありました。いわゆる「損して徳とれ」という考え方です。

 「商いは売ることにあり」という言葉がありますように、商売ではいかに売るかが重要となります。

 株式投資における「見切る」も「損して徳とれ」という考え方に他ありません。これは損失を出すことをすすめているのではなく、資金を「死物」にするなということです。

 また、「見切りの良し悪し」として使われる「見切り」には「よく見て判断する」との意味があります。株式投資も然りで、利益の時でも損の時でも、上がっても下がっても、この「見切り」の良し悪しが後々大きな差となります。

 一方、このような考え方とは逆に、買うことが目的化してしまい、あとは相場まかせというやり方も目にします。本来ならば買う前に、どこで売るかと言う見切りのタイミングと方法、それによってもたらされる結果についてよく算段しておくことが大切です。これがいわゆる「前始末」というものです。
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