概況と明日から

ヒロろんさん

【本日の市況概況】

本日の日経平均は、休場前で動意の乏しかったNY市場の流れを受けて 前場は17,300円台での持ち合いに終始。午後に入りドル円が117円台前半まで軟化すると、先物主導で17,212円(-171)まで下値を切り下げ、結局10/17以来となる‘続落’で取引を終了。

主要セクターは、資源関連や不動産を中心に概ね軟調。中小型株は、7844 マーベラス、8789 フィンテック、3692 FFRI、3694 オプティム、2150 ケアネット、2321 ソフトフロントなどが商いを伴って急騰。

日経平均 17,248円 -135、Topix 1,406 -2
225先物 17,270円、NYダウ先物 -ドル
為替 117.35円/ドル、146.72円/ユーロ、1.2505ユーロ/ドル


■ テクニカル : 下値調整にも警戒

節目かつ20日線が控える17,000円どころを下値抵抗帯、17,500円水準を上値抵抗帯とした「レンジ相場による日柄調整」の継続が本線。ただし、ストキャス(13日)やMACDの陰転に続いて、10日線割れも警戒サインとして追加されている事から、月初安値水準である16,700円台までの値幅調整も念頭に。※ 間近に迫っている5日・10日線のデッドクロスも警戒要因。

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□ 明日の日本 : ポジション整理優位

今晩のNY市場は感謝祭で休場ですので、明日は欧州市場の動向を睨んで寄り付いた後、引けにかけては本日同様に利確売り優位の趨勢が想定されます。引き続き、「実質12月度入りによる特殊需給」による乱高下、テクニカル要因を踏まえれば下ブレに警戒したいところ。

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★ 明日の戦略 : 目先の下げは‘必要悪’!
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昨日のECB要人発言からは、来週木曜の理事会での追加緩和の可能性は5割以下まで低下したとみていますので、来週早々には従来戦略を微調整する事も念頭にあります。

ただし、既に「下ブレとジリ高の双方をケアする」マイルドな戦略で臨んでいるだけに、更に慎重度を高めるのもリスク過多。

よって、日経平均の17,000円どころまでの軟化も念頭に置きながら、買いエリアを広めにとった仕込みと同時に、上昇時はストレス玉は手仕舞い優先、好トレンド銘柄は売りすぎ注意の従来スタンスを継続していきたいところ。
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