地表の遥か上空10,000メートルの世界には果てしない空が眼前に広がり、
刻々と表情を変えながら束の間のフライトを楽しませてくれる。
今回がそうであったが、東南アジア上空に差し迫る積乱雲に遭遇することもあれば、
夕刻のフライトでは一日の終わりを告げる真っ赤に燃える夕日が水平線の向こうに沈み
夜の闇が迫ってくる美しく神秘的な光景に出会うこともある。
様々な表情を見てきたが、最も印象に残る空は?
と聞かれたら、俺は迷わず「アブダビへのフライトで目にした光景」と答えるだろう。
インド上空を通過してアラビア海に到着すると、雲という雲が視界からなくなり
見渡す限り真っ青な空と海が広がっていた。
次の海外出張はいつになるだろう。
その時はどんな空が眼下に広がっているのだろうか。
まだ見ぬ世界に思いを馳せながら、
渡航の日を楽しみに 新たな銘柄探しをしていきたいと思う。