今週からJPX400先物の取引が開始される。先物を使ったヘッジ目的の売買も可能になり、利便性の向上でJPX日経400の流動性が増えることが期待されている。既に裁定等に向けた手当て買いは積み上がっていると考えられるが、流動性が高まることによって、日銀による買入れ対象にもなるため、市場参加者の関心は高いだろう。先物取引の流動性向上は、個別株にも影響を与える。 「GPIF等公的年金などが、今後、数兆円規模でパッシブファンドを組成すれば、時価総額の割に流動性が低い銘柄にポジティブインパクトが予想される」