サイコさんのブログ

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北海道先行ロードショー

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  士業(弁護士、会計士等)  現在 9位


「いやぁ、映画って本当にいいもんですね〜」
また決めセリフの肉声を聞けなくなる寂しさを思う。
映画評論家の水野晴郎氏が10日午後3時5分、肝不全のため東京都内の病院で死去した。76歳。(6月11日12時39分配信 産経新聞 )
お金がなくて映画館で映画を見れないサイコは、若かりしときはテレビでちょっと遅めの話題作をよく見てたものだ。それで見た映画の感想などを勝手にノートに書いたりなんかしてた記憶、というか恥かしい現実があった。例えば、「イレイザーヘッド」、「エレファント・マン」、「砂の惑星」、「ツゥィンピークス」などなどのデヴィッド・リンチ。ブルーベルベットでは、絵ハガキのようにのどかなチューリップのショットから入って、と思い気や、いきなり親父さんがブッ倒れて、ホースから水を噴水のごとく放出させ、そこへ犬が戯れながら吠えているのをスローにしていく。入院した親父さんを見舞いにいった帰り、人の耳を拾うところから事件が始まる。カイル・マクラクランは「デューン」にもでてますが、オールヌードこの映画で披露してます。美女歌手(イザベラ・ロッセリーニ)、デニス・ホッパーの殺人鬼で笑気ガス吸いまくって狂う男の倒錯はスゴイ。なんかリトルショップ・オブ・ホラーズの歯医者のイメージがでてくるけど。そいつがとにかくFUCK FUCKばっかで変態だわ。ローソクにつけかえて「暗いなー」映像が本当に暗い。昼夜のギャップがすごくでてしまう。デューンでもやっていたと思うが、イメージの断片を回想する映像が、ひとつのリンチイズムか。ブルーの場合は、エロティシズムの赤い唇、ブルーベルベットそのもの闇、と歌そのままのイメージとのダブりみたいな所で遊んでいるようにも思う。デューンと比べてしまうからダメだろうけどイマイチ。刑事の娘(ローラ・ダン)も、顔の表情がいいけど、美人ともいえないし。
 社会の裏側に潜む悪夢のような世界を描き続けるデヴィッド・リンチ。何の変哲もない日常が次第に狂っていく過程を独特の耽美的映像で描き出す。
 あー、と、それはいいとして、マイク・ミズノの遺作が来月、公開される。これは、時事的にタイムリーな問題作である。松竹も思い切ったことをするものだ。
グゥーーーー

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