高倉健さん逝く、花を手向けます

俳優の高倉健さんが10日、83年の生涯を閉じた。「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年公開)のロケ地となった北海道南富良野町の佐藤圭子さん(75)は当時、地元婦人会会長として出演者やスタッフに食事を差し入れるなどした。「高倉さんは手作りのいも団子を『これがあるから頑張れる』と喜んで食べてくれた。私たちも毎日頑張って作った」

 佐藤さんは毎年秋にジャガイモを送っていたが、今年は高倉さんからの返事がなく心配していたといい、「まだまだ活躍してほしかった。何も考えられない」と驚きを隠さない。撮影の舞台となったJR幾寅(いくとら)駅に、花を生け続けている。「高倉さんのおかげで駅に国内外から観光客が来てくれている。この駅を守り続けたい」と話した。【川口裕之】

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